パパの絵本読み聞かせ 苦手克服法

通勤で疲れている若い父親 読み聞かせ
  1. なぜパパは“読み聞かせを苦手に感じる”のか
    1. 仕事モードから“家族モード”への切り替えが難しい
    2. 声色や表情を変えるのが恥ずかしい・慣れていない
    3. “正しく読まなきゃ”というプレッシャーが無意識にある
    4. 時間が取れない・習慣化できていないことが壁になる
  2. まずは“楽しむこと”を軸に小さく始めよう
    1. 完璧を目指さず「一緒に楽しむ時間」に位置づける
    2. 5分・10分でも良いので毎日同じ時間に読み聞かせタイムを設ける
    3. 簡単な絵本や好きな本を選んで、パパ自身が読んでみて心地よいものから始める
    4. ママも巻き込んで「今夜はパパの読み聞かせ」など、夫婦で役割を交えて習慣化する
  3. パパならではの声・表情・読み方を活かそう
    1. 低め・落ち着いた声を活かして安心感を出す
    2. “間”や“抑揚”を意識して、物語の世界にリズムを与える
    3. 子どもの顔を見ながら読むことで、読み手と受け手の関係が深まる
    4. 子どもを読み手に参加させる工夫(「次どうする?」など問いかけ)で、読み聞かせが双方向に
  4. 夫婦で協力して読み聞かせを“家族の時間”に育てよう
    1. 読む前に「今日はどの本にする?」と相談して選ぶことで子どもの主体性を育てる
    2. 読み終わった後に軽く感想を話し合うことで、読み聞かせの余韻と信頼関係を育む
    3. ママ・パパどちらも読む役割を持つことで、子どもにも多様な“声の世界”を届ける
    4. “読み聞かせの記録”を残す(写真・音声・メモ)ことで、振り返りと継続モチベーションにつなげる
  5. まとめ

なぜパパは“読み聞かせを苦手に感じる”のか

読み聞かせを前にすると、パパの多くは少し緊張してしまいます。
仕事モードのまま家庭に戻り、気持ちを切り替える時間がないことが多いからでしょうか。
声色を変えるのが恥ずかしかったり、表情をつくるのに抵抗を感じたりもしますね。
さらに「ちゃんと読まなきゃ」という思い込みが、心を硬くしてしまうこともありますよね。

でも実際のところ、読み聞かせに“正解”はありません。
子どもはパパの声そのものを楽しんでいるのです。
どんな声でも、そこに愛情があれば十分。
たとえ時間が短くても、その瞬間を共有することが何より大切になります。
家庭の中に小さな“絵本の時間”が生まれるだけで、子どもの想像力や言葉の世界はゆっくりと広がっていきますよ。

仕事モードから“家族モード”への切り替えが難しい

仕事の緊張感が抜けないまま、読み聞かせを始めてしまうこと、ありますよね。
つい報告書のような口調になったり、説明っぽくなったり。
そんなときは、数分だけでも“切り替えの儀式”をつくるといいですよ。
深呼吸をしてスマホを置く。
部屋の照明を少し落とす。
その小さな習慣で気持ちがリセットされ、自然に“家族モード”へ移れます。
パパの表情が柔らかくなるだけで、子どもも安心して本の世界に入っていけるのです。

声色や表情を変えるのが恥ずかしい・慣れていない

「演技っぽくなるのが照れくさい」と感じるパパは多いですね。
でも、声を大きく変える必要はありません。
パパならではの低めの声や落ち着いた語り口が、実は子どもに安心を与えるのです。
大げさな抑揚よりも、やさしく一定のテンポで読むほうが心に響くこともあります。
子どもは内容よりも“声のぬくもり”を聞いているからです。
恥ずかしさより、「この時間を楽しもう」という気持ちが伝われば、それで十分ですよ。

“正しく読まなきゃ”というプレッシャーが無意識にある

多くのパパが、読み聞かせを“教育の一環”と考えてしまいます。
「間違えたらダメ」「効果を出さなきゃ」と思うほど、声がかたくなります。
でも、読み聞かせの本質はそこではありません。
子どもの言語能力や想像力は、“正確さ”ではなく“関わり”によって育つのです。
「このページどう思う?」と問いかける。
「この子、面白いね」と共感する。
そんな対話こそが子どもの世界を広げ、学びを支えます。
プレッシャーを手放し、ただ一緒に楽しむ。
それが一番の近道ではないでしょうか。

時間が取れない・習慣化できていないことが壁になる

毎日の忙しさの中で、「今日も読めなかった」と感じることがあります。
それでも、5分だけでも本を開くことに意味があります。
長い時間よりも“続けること”が大切なのです。
寝る前のひととき、朝の少しの時間――どこかに“読む時間”を固定してしまうのも良い方法です。
同じ時間に絵本を開く習慣は、子どもの心を落ち着かせます。
短いけれど、確かな信頼を積み重ねる時間になりますよ。
「読めなかった」ではなく、「今日はここまで読めた」と考えてみてください。
小さな積み重ねが、親子の絆を確かなものにしていきます。

まずは“楽しむこと”を軸に小さく始めよう

読み聞かせを苦手に感じるパパに大切なのは、うまく読もうとするよりも楽しむ気持ちです。
完璧さよりも「一緒に笑える時間」を意識すると、自然と声が柔らかくなります。
たとえ数分でも同じ時間に読むことで、家庭に“読書のリズム”が生まれます。
その積み重ねが、子どもの集中力や想像力、言葉の感覚を少しずつ育てていくのです。
ママと協力して習慣にできれば、読み聞かせは育児や家事の中で「家族の楽しい時間」になります。
最初から上手くやろうとせず、まずは小さな一歩から始めてみましょう。

読み聞かせするパパ

完璧を目指さず「一緒に楽しむ時間」に位置づける

読み聞かせを“正確に読む作業”と考えると、緊張してしまいますね。
でも、少しくらい読み間違えても構いません。
むしろ、子どもはパパの“そのままの声”を聞きたいのです。
ときどき笑い合ったり、ページをめくりながら「この子かわいいね」と話しかけたりするだけで十分。
目的は上手に読むことではなく、親子が本を通して“心を合わせる時間”を持つことです。
気持ちがこもった声には、文字以上のメッセージが伝わるのではないでしょうか。

5分・10分でも良いので毎日同じ時間に読み聞かせタイムを設ける

忙しい日でも、5分や10分なら取れる時間があるはずです。
寝る前やお風呂のあとなど、毎日同じ時間に読む習慣をつくると、子どもが自然に「そろそろ絵本の時間だ」と感じるようになります。
習慣になると、読書が生活のリズムの一部になりますね。
短い時間でも、繰り返しの力で記憶と安心感が積み重なります。
読み聞かせは、時間の長さよりも「続ける力」が大事です。
日々の積み重ねが、将来の読書習慣や親子の信頼関係を支える土台になるでしょう。

簡単な絵本や好きな本を選んで、パパ自身が読んでみて心地よいものから始める

最初から難しい本を選ばず、パパ自身が「読みたいな」と思う絵本を手に取るのがおすすめです。
リズムが軽快な本や短いストーリーなら、気負わず楽しめます。
自分が好きな本を読むと、自然に表情が柔らかくなり、声にも楽しさが出ますよ。
その空気を子どもは敏感に感じ取ります。
「パパ、また読んで」と言われるのは、内容より“雰囲気”が心地よかった証拠なのです。
読む側が心地よければ、聞く側も安心してその世界を味わってくれます。

ママも巻き込んで「今夜はパパの読み聞かせ」など、夫婦で役割を交えて習慣化する

パパだけで続けるのは大変ですよね。
そこで「今日はママ、明日はパパ」と交代制にしてみましょう。
夫婦で一緒に絵本を選び、役割を分けることで、家庭に“読書の時間”が自然に根づきます。
ママがサポートすることでパパも安心して取り組めますし、子どもも「どっちが読むかな」とワクワクします。
読み聞かせを家族のチームプレイにすることで、続けることがぐっと楽になります。
家族みんなでページをめくる時間こそ、かけがえのない思い出になるのではないでしょうか。

※合わせて読みたい「絵本の読み聞かせ いつから始める?」

パパならではの声・表情・読み方を活かそう

パパの読み聞かせには、ママとは違う魅力があります。
落ち着いた声、穏やかなテンポ、ゆったりした間――そのすべてが子どもに安心を与えます。
「自分は下手だから」と思う必要はありません。
むしろパパらしい読み方が、家庭の読書時間を特別なひとときに変えるのです。
声の抑揚や間の取り方を少し工夫するだけで、物語に命が吹き込まれます。
子どもの顔を見ながら読めば、そこに会話が生まれ、ページをめくる時間が“親子の対話”に変わります。

低め・落ち着いた声を活かして安心感を出す

低い声には、安心させる効果があります。
心理学の分野でも、ゆっくりとした低音は相手の心拍を落ち着かせる働きがあるといわれています。
パパが優しく語る声は、まるで包み込むような響きになりますね。
寝る前の読み聞かせなら、子どもはその声を聞きながら自然とまぶたを閉じていくでしょう。
声を張るより、静かなトーンでゆっくり読むほうが、絵本の世界が深く伝わります。
子どもにとって、パパの声は“世界で一番安心する音”になるかもしれません。

“間”や“抑揚”を意識して、物語の世界にリズムを与える

同じ言葉でも、間の取り方や抑揚で印象は変わります。
セリフの前に一呼吸おくと、緊張感や期待が生まれます。
ページをめくる間をほんの少し長く取ると、子どもの想像が広がります。
急がず、ゆったりとしたリズムを心がけてください。
それだけで、子どもは“次どうなるのかな”と物語に夢中になります。
間や抑揚の工夫は、朗読ではなく“共演”のような感覚を作り出してくれるのです。

子どもの顔を見ながら読むことで、読み手と受け手の関係が深まる

本ばかり見ていると、子どもは少し疎外感を感じるかも。
ときどき顔を見て、「ここどう思う?」と声をかけてみてください。
それだけで、子どもは自分が“参加している”と感じます。
小さな反応に笑顔でうなずくのも大切ですね。
視線を合わせるたびに、親子の信頼が深まります。
絵本の内容より、その瞬間のやりとりこそが子どもの記憶に残るのです。

子どもを読み手に参加させる工夫(「次どうする?」など問いかけ)で、読み聞かせが双方向に

読み聞かせを“聞かせるだけ”で終わらせないのが、パパ流です。
「次はどうなると思う?」「この子はいい人かな?」など、小さな質問を投げかけてみましょう。
子どもが考える力を育て、想像力を広げるきっかけになります。
質問の正解は必要ありません。
大切なのは“考える楽しさ”を一緒に味わうことです。
対話を取り入れるだけで、読み聞かせは一方通行から双方向の時間に変わりますよ。

夫婦で協力して読み聞かせを“家族の時間”に育てよう

読み聞かせは、パパひとりの努力で続けるよりも、夫婦で協力するとぐっと続けやすくなります。
読む前の準備から読後の会話までを共有することで、家庭全体に「絵本の時間」という温かい習慣が根づきます。
ママがフォローに回ることでパパの緊張も和らぎ、自然と笑顔が増えるのもいいですね。
子どもにとっても、両親が一緒に取り組む姿は安心と喜びにつながります。
“家族で過ごす読書のひととき”は、日々の忙しさを忘れさせてくれる時間になるのです。

読む前に「今日はどの本にする?」と相談して選ぶことで子どもの主体性を育てる

絵本を選ぶときは、パパやママが決めるのではなく、子どもにも選ばせてあげましょう。
「今日はどれにする?」と声をかけるだけで、子どもは自分が参加している感覚を得られます。
自分で選んだ本だからこそ、最後まで集中して聞こうとする気持ちが芽生えるのです。
主体性を尊重することで、読み聞かせが“受け身の時間”から“自分の時間”に変わります。
その積み重ねが、後の読書意欲にもつながっていきますよ。

読み終わった後に軽く感想を話し合うことで、読み聞かせの余韻と信頼関係を育む

絵本を読み終えたあとは、少しだけ感想を話してみましょう。
「どの場面が好きだった?」「この子、がんばったね」など、何気ない会話でかまいません。
そうした小さな対話が、子どもの感情表現を豊かにし、言葉の理解を深めます。
同時に、パパやママと話すことが“安心できる時間”だと感じるようになります。
親子の信頼は、こうした短い会話の積み重ねから育つのです。

ママ・パパどちらも読む役割を持つことで、子どもにも多様な“声の世界”を届ける

ママの優しい声、パパの落ち着いた声。
どちらも子どもにとって大切な音です。
それぞれの個性を活かして交代で読むことで、絵本の印象が何倍にも広がります。
また、親が一緒に協力する姿を見せることは、子どもの社会性を育てる教育にもつながります。
ママとパパ、どちらの声も子どもの記憶に残り、“読書=家族の時間”として印象づけられるでしょう。

“読み聞かせの記録”を残す(写真・音声・メモ)ことで、振り返りと継続モチベーションにつなげる

読み聞かせを続けるコツは、「見える記録」を残すことです。
読み終わった絵本のタイトルをノートに書く。
子どもの感想を一言メモしておく。
あるいは、パパの声を音声で残してみるのもいいですね。
あとで振り返ると、「あの頃こんなふうに読んでいたな」と懐かしく感じます。
成長の軌跡を見られることが、続けるモチベーションになるのです。
絵本の時間は、子どもの成長だけでなく、家族の思い出を記録する時間でもありますよ。

まとめ

パパの読み聞かせは、うまさより“ぬくもり”が大切です。
短くてもいい、途中で笑ってもいい。
大事なのは、子どもと同じページを見て、同じ時間を過ごすことです。
最初はぎこちなくても、続けるうちに声のトーンやテンポが自然に整っていきます。
ママと協力しながら習慣化すれば、絵本の時間は家族の小さな宝物になります。
その一冊が、子どもにとって“ことば”と“想像力”を育てる種になります。
そしてパパにとっても、子どもと過ごすこの時間が、かけがえのない人生のページになるでしょう。

※合わせて読みたい「絵本の読み聞かせ いつから始める?」


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