10月は、どんぐりや落ち葉、さつまいも、紅葉など、子どもたちが身近な場所で秋の季節を感じられる時期です。
遠足やいもほり、ハロウィンといった行事もあり、「今月はどんな絵本を読もうかな」と考えるお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。
10月の絵本を選ぶときは、人気の作品や対象年齢だけで決めなくても大丈夫です。
公園でどんぐりを集めている、食べ物に興味がある、動物が好き、おばけを見ると喜ぶなど、子どもの「今好きなもの」を手がかりにすると、読み聞かせの時間がぐっと楽しくなります。
この記事では、幼児から小学生になる前後の子どもを中心に、年齢、興味、季節の体験から10月の絵本を選ぶ方法を紹介します。
絵本を読んで終わりではなく、外へ出て秋を見つけ、家に帰ってもう一度ページを開く。
そんな親子の時間につながる一冊を探してみませんか?
10月の絵本は年齢と「今の興味」から選ぶ
10月の絵本を探すとき、最初にチェックしたいのが対象年齢です。
ただし、同じ3歳でも、長い物語が好きな子もいれば、写真や繰り返しの言葉を楽しむ子もいますよね。
年齢はあくまで絵本を選ぶ入口と考え、その子が今どんなものに目を向けているのかも一緒に見てみましょう。
秋の自然や行事と子どもの興味が重なると、絵本の中のできごとが自分の体験として感じられるようになります。
書店や図書館で迷ったときにも役立つ選び方です。
0〜1歳|音や色、繰り返しを楽しめる10月の絵本
0〜1歳のころは、秋について理解してもらおうと考えるより、絵の色や形、言葉の音を一緒に楽しめる絵本がおすすめです。
同じ言葉が何度も出てくる作品や、ページをめくるたびに絵が大きく変わる作品なら、まだ長いお話を追えない赤ちゃんでも興味を持ちやすいでしょう。
10月なら、丸いお月さま、ころころ転がるどんぐり、色の変わった落ち葉など、形や色が分かりやすいテーマと相性がよいですね。
動物やねずみが登場する絵本も、親子で指をさしながら楽しめます。
読み聞かせといっても、最後まできちんと読む必要はありません。
笑ったページをもう一度見たり、絵を見ながら「どんぐりだね」と声をかけたりするだけでも、十分に楽しい絵本の時間になります。
2〜3歳|どんぐりやおいもなど身近な秋に出会える絵本
2〜3歳になると、公園で拾ったどんぐりや落ち葉、食卓に並んださつまいもなど、実際に見たり触れたりしたものへの興味が強くなります。
そんな時期には、子どもの生活とつながる秋の絵本を選んでみましょう。
たとえば、どんぐりを拾った日の夜にどんぐりが登場する作品を読むと、「今日あったね」と絵本と一日の体験が結びつきます。
おいもやいもほりがテーマなら、園の行事や家族でのお出かけを楽しみにするきっかけにもなりますね。
この年齢では、分かりやすい展開や繰り返しのあるシリーズも人気です。
著者や出版社、発売日だけで決めるより、子どもがページを見た瞬間に「これ好き」と感じられるかを大切にしてください。
書店で一緒に表紙を見ながら選ぶのも楽しい時間になります。
4〜5歳|ハロウィンやいもほりなど10月の行事を楽しむ絵本
4〜5歳ごろになると、ハロウィン、遠足、いもほりなど、10月ならではの行事を心待ちにする子ども達も増えてきます。
行事の前に、それと同じテーマの絵本を読むと、「どんなことをするのかな」という楽しみを自然にふくらませられます。
ハロウィンなら、おばけやかぼちゃ、魔女の帽子が出てくる少し不思議なお話。
いもほりなら、土の中から大きなおいもが出てくる作品など、体を動かす場面がある絵本も楽しいですね。
幼稚園や保育のクラスで読まれている作品を家庭でも読むと、「これ知っているよ」と話が広がることもあります。
保育士おすすめという表示だけにこだわらず、その子が怖がりなのか、笑える話が好きなのかも見ながら選ぶとよいでしょう。
10月の行事を「勉強する」のではなく、待つ時間まで楽しくしてくれる絵本がぴったりです。
5〜6歳|物語と秋の自然をじっくり味わえる絵本
5〜6歳になると、少し長い物語を聞きながら登場する子の気持ちを想像したり、秋の森の様子をじっくり眺めたりできるようになります。
どんぐりや紅葉を紹介するだけでなく、動物が冬の準備をする物語や、季節が移っていく様子を描いた作品にも広げてみたい時期です。
福音館をはじめ、多くの出版社から自然を細かく描いた絵本や科学に近い作品も出ています。
物語好きな子にはお話を、虫や木の実をじっと見る子には自然の絵本を選ぶなど、同じ年齢でも好みに合わせることが大切ですね。
読み終わったあとに「この木、いつもの公園にもあるかな」と話してみるのもおすすめです。
絵本の世界と本物の秋がつながることで、いつもの散歩まで少し違って見えてくるかもしれません。
【10月に読みたい絵本の具体例】
| 絵本 | 出版社 | 年齢の目安 | 大体の内容 | 10月におすすめの理由 |
|---|---|---|---|---|
| おつきさまこんばんは | 福音館書店 | 0歳から | 夜空に現れたお月さまと出会い、やさしくあいさつをする赤ちゃん向けの絵本です。 | 秋の夜や月に興味を持つ入り口にしやすく、短い言葉と分かりやすい絵で楽しめます。 |
| どんぐりとんぽろりん | ひさかたチャイルド | 1・2歳から | どんぐりが落ちる音とともに、冬を迎える動物たちが木の実を食べにやってくるお話です。 | どんぐり拾いを始めるころの子にぴったりで、言葉のリズムも楽しめます。 |
| おでかけのまえに | 福音館書店 | 2歳から | ピクニックへ出かける朝、楽しみで待ちきれない女の子が家族の準備を手伝おうとする物語です。 | 遠足や秋のお出かけの前に読むと、これから始まる一日への期待をふくらませられます。 |
| さつまのおいも | 童心社 | 3歳から | 土の中で暮らすおいもたちと子どもたちが、いもほりで綱引きのような勝負をする楽しい物語です。 | いもほりの前後に読みやすく、「うんしょ」と親子で声を合わせても楽しめます。 |
| どんぐりころころ | ひさかたチャイルド | 3・4歳から | さまざまなどんぐりの形や種類、育っていく様子を写真で紹介する自然の絵本です。 | 公園で拾ったどんぐりと写真を見比べられるので、自然に興味がある子に向いています。 |
| 14ひきのあきまつり | 童心社 | 3歳から | 紅葉した森でかくれんぼをしていた14ひきのねずみたちが、不思議な秋のお祭りに出会います。 | 紅葉、どんぐり、きのこ、虫などが描かれ、秋の森をじっくり眺めたい子におすすめです。 |
| きんいろあらし | 福音館書店 | 3歳から | 黄色く色づいた秋の村を舞台に、小さな虫たちが強い風に備え、仲間を助ける物語です。 | 紅葉だけでなく、秋の虫や季節の変化まで物語の中で味わえます。 |
| おかしとおうち くれませんか? | PHP研究所 | 幼児向け | ハロウィンを知ったおばけたちが、お菓子をもらおうと街へ出かけ、大騒ぎを巻き起こします。 | おばけや仮装が好きな子が、ハロウィンの楽しい雰囲気を味わいやすい一冊です。 |
子どもが今夢中なものから10月の絵本を選ぶ
10月の絵本は、年齢だけでなく「今、その子が何に夢中なのか」から選ぶと、ぐっと身近な一冊になります。
どんぐりをポケットいっぱいに集める子もいれば、おいもが大好きな子、ハロウィンを楽しみにしている子、虫や動物ばかり見ている子もいますよね。
そんな興味は、絵本選びのとても良い手がかりです。
人気や価格、出版社だけを見て選ぶよりも、子どもたちが思わず指をさしたくなるテーマを選ぶほうが、読み聞かせの時間は自然に広がります。
ここでは、10月に出会いやすい四つの興味から選び方を見ていきましょう。
【表:子どもの興味から選ぶ10月の絵本】
| 子どもが好きなもの | おすすめテーマ | こんな日に読みたい |
|---|---|---|
| どんぐり・落ち葉 | 木の実・紅葉・秋の森 | 公園から帰った日や散歩の前 |
| 食べ物 | おいも・さつまいも・いもほり | 園の行事の前や秋のおやつの日 |
| ハロウィン | おばけ・かぼちゃ・帽子・仮装 | 10月後半やハロウィンを楽しみにしている日 |
| 虫・動物 | 秋の虫・ねずみ・森の動物 | 生き物を探した日や自然に興味があるとき |
どんぐりや落ち葉を拾うのが好きな子に読みたい絵本
公園へ行くたびにどんぐりを拾ったり、きれいな落ち葉を集めたりする子には、そのまま秋の自然をテーマにした絵本がよく合います。
自分が手にしたものと同じものがページに出てくると、「これ見たよ」とうれしそうに教えてくれることもありますね。
どんぐりを食べる動物や、木の実を集めるねずみ、紅葉した森を歩く子どもたちの作品なら、物語を楽しみながら季節の変化にも気づけます。
福音館などの出版社には、物語だけでなく自然をじっくり観察できる絵本もあります。
読み聞かせの前後に、拾ったどんぐりを机に並べて形を比べてみるのも楽しいでしょう。
絵本の中だけだった「あき」が、自分の暮らしの中にもあると気づける時間になります。
おいもや柿など秋の食べ物が気になる子に読みたい絵本
食べることが好きな子には、おいもや柿、きのこなど、秋の食べ物が登場する絵本がおすすめです。
とくに10月はいもほりの行事がある園もあり、さつまいもを土から引っぱり出す場面は、幼児にも分かりやすく楽しめるテーマですね。
作品の中で大きないもが出てきたり、みんなで料理をしたりする展開なら、「食べてみたいね」と親子の会話も広がります。
「じい」や「ばあ」と一緒に畑へ行く物語なら、家族との思い出につながる子もいるでしょう。
絵本を読んだあとに焼きいもを食べたり、買い物先でさつまいもを探したりするのもおすすめです。
ページの中で見たものを実際に味わうことで、秋の季節を五感で楽しめますね。
ハロウィンやおばけを楽しみにしている子に読みたい絵本
10月後半になると、ハロウィンをテーマにした絵本を目にする機会も増えてきます。
かぼちゃ、おばけ、魔女、黒い帽子など、見た目にも分かりやすい題材が多く、ハロウィンを楽しみにしている子にはぴったりです。
ただし、おばけの絵が苦手な子もいますよね。
同じハロウィンの作品でも、少しこわいお話から、笑えるもの、かわいい動物が仮装するものまで雰囲気はさまざまです。
対象年齢だけでなく、表紙や写真、試し読みなどもチェックしながら、その子が安心して楽しめそうな一冊を選ぶとよいでしょう。
人気シリーズの季節作品を選ぶ方法もあります。
いつも知っている登場人物なら、初めての行事でも入りやすく、「今年もこの絵本を読もう」と毎年楽しめる一冊になるかもしれません。
虫や動物、秋の森に興味がある子に読みたい絵本
虫や動物が好きな子には、秋の森や草むらを舞台にした絵本を選んでみましょう。
夏ほど目立たなくなった虫がどこにいるのか、ねずみや森の動物は冬を前に何をしているのかなど、10月だからこそ楽しめる題材があります。
物語を読むのが好きな子なら、動物たちが木の実を集める作品を。
「どうしてこうなるの」と知りたがる子なら、写真や細かな絵で自然を紹介する作品を選ぶのもよいですね。
著者や出版社によって、同じテーマでも物語中心、科学中心と見せ方が変わります。
保育のクラスや家庭で読み聞かせをしたあとに、公園へ虫や木の実を探しに行くと、絵本の内容がさらに身近になります。
「本で見たものを探しに行こう」という一言だけで、いつもの散歩が小さな探検に変わります。
10月の体験と絵本をつなげると秋がもっと楽しくなる
10月の絵本は、読んで終わりにせず、実際の体験とつなげることで楽しみが広がります。
絵本の中で見たどんぐりを公園で探したり、おいものお話を読んでからいもほりへ出かけたりすると、子どもたちにとって物語がぐっと身近なものになります。
反対に、遠足や散歩で見つけた落ち葉や虫をきっかけに、家へ帰って同じテーマの作品を読むのも素敵ですね。
読み聞かせと季節の体験を行き来することで、「本で見た」「本当にあった」という小さな発見が生まれます。
特別なお出かけをしなくても、近所の公園やいつもの道で十分です。

散歩の前に読んでどんぐりや秋の色を探しに行く
天気のよい10月の日には、散歩へ出る前に秋の自然が登場する絵本を一冊読んでみましょう。
どんぐりや赤い落ち葉、黄色く色づいた木などを見ておくと、外へ出たときに「あった」と子ども達自身が見つけやすくなります。
絵本と同じ形のどんぐりを探したり、紅葉した葉の色を比べたりするだけでも、いつもの公園が小さな発見の場所になりますね。
ねずみや鳥などの動物が登場する作品を読んだなら、「この辺にもいるかな」と探してみるのも楽しいでしょう。
拾った木の実や落ち葉を持ち帰れる場所なら、家に帰って絵本の写真や絵と見比べるのもおすすめです。
読み聞かせから始まった秋の時間が、外遊びへ自然につながっていきます。
いもほりや遠足の前に読んで楽しみをふくらませる
幼稚園や保育園では、10月にいもほりや遠足などの行事が予定されることがあります。
そんな日の前には、これから体験することと近い内容の絵本を選ぶと、子どもたちの楽しみをやさしくふくらませられます。
たとえば、土の中から大きなさつまいもを掘る作品を読んでおけば、「どんなおいもが出てくるかな」と当日を待つ時間まで楽しくなります。
遠足がテーマの絵本なら、お弁当や帽子、友達と歩く場面などから、自分の予定を思い浮かべる子もいるでしょう。
ただし、行事の手順を覚えさせるために読む必要はありません。
絵本は予習ではなく、「楽しそうだね」と親子で気持ちを重ねるもの。
終わったあとにもう一度読むと、物語と自分の思い出が重なります。
雨の日は家の中で秋の森や自然を味わう
せっかくの休日なのに雨が降ってしまうと、外へ秋を探しに行けない日もありますよね。
そんな日は、秋の森や動物、木の実を細かく描いた絵本を広げて、家の中で季節を楽しんでみましょう。
物語の作品だけでなく、写真を使った自然の絵本や、福音館などの出版社から出ている科学に親しめる作品も選択肢になります。
虫がどこで過ごしているのか、木の実をどんな動物が食べるのかなど、幼児の「どうして」に寄り添える一冊もありますね。
書店で探すときは対象年齢だけでなく、子どもが自分からページをめくりたくなるかもチェックしてみてください。
雨音を聞きながら親子で絵本を眺める時間も、10月らしい過ごし方になるでしょう。
絵本で見つけた秋を外で探して帰ったらもう一度読む
絵本と実際の体験をつなぐなら、「読む → 探す → もう一度読む」という流れがおすすめです。
朝にどんぐりの絵本を読んだら、公園で本物を探し、帰宅してから同じページを開いてみます。
すると、最初に読んだときには通り過ぎていた小さな絵にも気づくことがあります。
「あの木の下にあったね」「こっちの落ち葉と同じ色だったね」と話せば、作品の中の秋と今日の思い出が自然につながります。
これは何かを覚えさせるためではなく、親子で同じ発見をもう一度楽しむ時間です。
有名な著者や人気シリーズの絵本でなくてもかまいません。
子どもが実際に見たものと結びついた一冊は、その家庭だけの特別な絵本になることがあります。
10月の絵本を子どもが楽しめないときの選び方
せっかく秋の絵本を用意したのに、子どもが途中で立ち上がったり、別のおもちゃへ行ってしまったりすると、「まだ早かったのかな」と少し心配になりますよね。
けれど、絵本の楽しみ方には大きな個人差があります。
対象年齢が合っていても、今は別のことに夢中ということもあるでしょう。
文章の長さ、繰り返しのリズム、写真の多さなどを変えるだけで反応が変わる場合もあります。
選び方をネットで探すとたくさん出てくるので参考になりますが、最後は目の前の子どもの様子をいちばん大切にしたいですね。
【チェックリスト:今の子に合う絵本を見つける5つのポイント】
□ 文章が長すぎない
□ 今好きなものが登場する
□ 繰り返しやリズムがある
□ 絵を見るだけでも楽しめる
□ 親も無理なく一緒に楽しめる
長いお話を聞けない子には短くリズムのよい絵本を選ぶ
長いお話の途中で飽きてしまうなら、まだ物語を最後まで聞くことにこだわらなくても大丈夫です。
短い言葉が続く作品や、同じやり取りが何度も登場する絵本から試してみましょう。
たとえば、どんぐりがころころ転がったり、おいもをみんなで引っぱったりするような、動きが分かりやすいお話なら幼児も先を想像しやすくなります。
親が声の強さや速さを少し変えると、それだけで笑ってくれることもありますね。
出版社が示す対象年齢や書店の人気ランキングは便利な目安ですが、それだけで決める必要はありません。
一冊を最初から最後まで読むことより、「もう一回」と言いたくなるページが一つ見つかれば十分です。
同じ言葉を何度も楽しむ子には繰り返しのある絵本を選ぶ
同じ言葉を何度も言って笑う子には、繰り返しのある絵本がよく合います。
「よいしょ」「ころころ」など、声に出したときに気持ちのよい言葉が続く作品なら、読み聞かせを聞くだけでなく、親子で一緒に声を出して楽しめます。
いもほりのお話で力を合わせたり、ねずみや動物が順番に登場したりするシリーズも、次の展開を予想しやすいでしょう。
展開を覚えるほど何度も読むことが、子どもにとっては楽しみになることもあります。
同じ絵本ばかり選ぶと「ほかの作品も読んでほしい」と感じるかもしれません。
けれど、好きな一冊を繰り返すのも大切な絵本体験です。
季節が変われば興味も自然に広がっていきます。
物語に興味を示さない子には写真や自然の絵本を試してみる
お話にはあまり興味を示さないのに、虫や木の実の写真ならじっと見る子もいます。
そんなときは、物語の絵本だけにこだわらず、自然や動物を扱った写真絵本や科学絵本も試してみましょう。
福音館をはじめ、ひさかたチャイルドなどの出版社からも、自然や季節に親しめる作品が出版されています。
どんぐりの形を比べたり、落ち葉の色を見たり、秋の虫を探したりする内容なら、図鑑が好きな子にも入りやすいですね。
発売日が新しい作品や価格の高い本が、その子に合うとは限りません。
図書館で無料で借りて反応を見たり、書店で実際にページを開いてチェックしたりしながら、「もっと見たい」と感じる一冊を探してみましょう。
最後まで読まず好きなページを親子で眺めるだけでもいい
読み聞かせというと、最初のページから最後まできちんと読むものと思いがちです。
けれど、子どもが好きなページだけを開き、「この帽子かわいいね」「この落ち葉、昨日見たね」と話すだけでも、絵本を楽しむ時間になります。
途中でページを戻ったり、絵の中の小さな動物を探したりしてもかまいません。
「じいじみたい」「ばあばのお家にもあるね」と、子ども自身の暮らしに結びつける会話が生まれることもありますね。
とくに10月は、遠足、いもほり、ハロウィンなど、実際の行事と絵本がつながりやすい季節です。
読むことを急がず、子ども達が気になったところで立ち止まる。
そんな自由な読み方が、次の一冊を楽しむきっかけになるでしょう。
まとめ|10月の絵本は子どもの「今」に合わせて選ぼう
10月の絵本を選ぶときは、「何歳向けか」だけでなく、その子が今好きなものに目を向けてみてください。
どんぐりを拾うのが楽しい、おいもが好き、ハロウィンを待っている、動物や虫をじっと見ている。
そんな何気ない姿の中に、一冊を選ぶヒントがあります。

秋の絵本を読んだら、外へ出て同じものを探してみるのも素敵です。
そして帰ってきたら、もう一度ページを開いてみましょう。
読み聞かせと実際の体験がつながることで、10月という季節そのものが親子の思い出になっていきます。
人気作品を何冊読んだかよりも、「この本、あの日に読んだね」と思い出せる一冊があること。
それが、その子にとっていちばん心に残る10月の絵本になるのではないでしょうか。

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