生活習慣が身につく絵本おすすめ|親子で楽しく始める毎日の基本

生活習慣を絵本で身につける方法を紹介する水彩風インフォグラフィック。絵本を持った2歳くらいの女の子が、開いたトイレのドアの前で中をのぞき、手洗い・歯みがき・トイレ・入園入学前の不安に役立つポイントが並んでいる。 読み聞かせ

お伝えしたいこと

  • 生活習慣の絵本は、子どもに「やりなさい」と言う前に、親子でまねしたくなる空気を作ってくれます。
  • 年齢やテーマに合わせて選ぶと、トイレ、はみがき、手洗い、睡眠、食事、着替え、あいさつ、体調管理など毎日の生活に取り入れやすくなります。
  • 若い夫婦が読むときは、説教ではなく、楽しい声かけや安心できる時間として使うのが続けるコツです。

子どもの生活習慣は、毎日の声かけだけで身につけようとすると、親も子どもも少し疲れてしまうことがあります。
そんなときに頼りになるのが、生活をテーマにした絵本ですね。
手洗い、はみがき、トイレ、着替え、睡眠、食事、あいさつ、片づけ、鼻かみなどを、物語や絵を通して楽しく知ることで、子どもたちは自然に「やってみたい」という気持ちを持ちやすくなります。
この記事では、親子で読みやすい生活絵本の選び方を、年齢別、生活習慣別、悩み別、読み方のコツに分けて紹介しますね。

  1. 生活習慣を絵本で身につけると、親子の毎日がやさしく変わる
    1. 生活絵本は「しつけ」ではなく「まねしたくなるきっかけ」になる
    2. 手洗い・歯みがき・トイレを楽しい時間に変えてくれる
    3. 夫婦が声かけに疲れたときこそ絵本が助けになる
    4. 生活習慣の絵本は入園・入学前の不安にも寄り添える
  2. 年齢別に選びたい生活絵本のテーマ
    1. 生活絵本は年齢ごとにテーマを変えると選びやすい
    2. 0歳から1歳は身支度やあいさつをやさしく見せる絵本
    3. 2歳から3歳はトイレや着替えを自分でやりたくなる絵本
    4. 4歳から5歳は園生活や友だちとの関わりがわかる絵本
    5. 小学校入学前は時間・持ち物・学校生活を知れる絵本
  3. 生活習慣ごとに選ぶおすすめ絵本の考え方
    1. 手洗いの絵本は清潔よりも「楽しい手順」が伝わるものを選ぶ
    2. 歯みがきの絵本はこわがらせずに大切さがわかるものを選ぶ
    3. トイレの絵本は失敗しても安心できる空気のものを選ぶ
    4. 睡眠の絵本は眠る前の気持ちをゆるめてくれるものを選ぶ
  4. 食事や好き嫌いに役立つ生活絵本
    1. 食べもの絵本は「食べなさい」より「おいしそう」から入れる
  5. 着替え・身支度に役立つ生活絵本
    1. 着替えの絵本は「早くして」より「順番がわかる」ものを選ぶ
  6. あいさつ・片づけ・貸し借りを学べる生活絵本
    1. 社会性の絵本は正解よりも気持ちの動きが見えるものを選ぶ
  7. 鼻かみ・病気・体調管理に役立つ生活絵本
    1. 体調管理の絵本はこわがらせずに「自分の体を守る」流れを見せる
  8. 悩み別に選ぶ生活習慣絵本
    1. 歯みがきを嫌がる子には遊びに変わる絵本
    2. トイレをこわがる子には失敗しても安心できる絵本
    3. 食べない子には食卓が楽しくなる絵本
    4. なかなか寝ない子には毎晩くり返せるおやすみ絵本
  9. 生活絵本を読むときのコツ
    1. 読んだあとすぐ実生活で同じ言葉を使ってみる
    2. できない日があっても絵本を説教道具にしない
    3. 夫婦で読む絵本を共有すると声かけがそろいやすい
    4. 子どもの性格に合わせて「楽しい」「安心」「あこがれ」で選ぶ
  10. まとめ

生活習慣を絵本で身につけると、親子の毎日がやさしく変わる

生活習慣を身につける時間は、親にとっても子どもにとっても小さな山登りのようなものです。
毎日同じことを伝えているのに、なかなか動いてくれない日もあります。
そこで絵本を使うと、言葉がやわらかく届きます。
児童書の中でも生活を扱うジャンルは、幼児の気持ちに寄り添いながら、楽しいきっかけを作れるのが魅力です。

生活絵本は「しつけ」ではなく「まねしたくなるきっかけ」になる

生活絵本のよさは、子どもに正解を押しつけるのではなく、登場人物の行動を見て「自分もやってみようかな」と思えるところにあります。
たとえば主人公が朝の支度をしたり、帰ってきて手を洗ったりする場面を見ると、子どもは自然に生活の流れを知っていきます。
親が何度も言うより、絵本の中の子どもや動物が楽しそうに動くほうが、すっと心に入ることもあるんですね。
しつけのための道具というより、親子で同じイメージを持つためのお気に入りの一冊として使うのがおすすめです。

手洗い・歯みがき・トイレを楽しい時間に変えてくれる

手洗い、歯みがき、トイレは、必要だとわかっていても、子どもが気分でいやがりやすい生活習慣です。
そんなときは、清潔や健康の説明だけでなく、手順が楽しく見える絵本を選ぶと使いやすくなります。
はみがきの絵本なら、歯ブラシを持つことや口を開けることが楽しい遊びのように描かれているものが向いています。
トイレの絵本なら、失敗してもだいじょうぶという空気があると、子どもも安心できます。

夫婦が声かけに疲れたときこそ絵本が助けになる

夫婦にとって、生活習慣を毎日伝えることは思った以上に根気のいる仕事です。
明日の予定が気になったり、保育園や幼稚園の準備に追われたりすると、つい声が強くなることもあります。
そんなとき絵本があると、「ほら、主人公もやっていたね」と言い換えられます。
親の言葉が命令だけにならず、物語の続きとして生活に入っていけるので、家庭の空気も少しやわらぎます。

生活習慣の絵本は入園・入学前の不安にも寄り添える

入園や小学校入学の前は、子どもだけでなく親も少しそわそわします。
幼稚園や保育園での生活、小学校での持ち物、先生や友だちとの関わりなど、知らないことが多いからです。
生活習慣の絵本は、そうした不安をやさしく見せてくれます。
園生活や小学校の一日を描いたえほんを読むと、子どもはこれからの生活を頭の中で少しずつ練習できます。
低学年に入ってからも、生活の確認に使える本がありますよ。

年齢別に選びたい生活絵本のテーマ

生活絵本は、子どもの年齢によって響きやすいテーマが変わります。
0歳から1歳は、生活の動きを見るだけでも十分です。
2歳から3歳は、自分でやりたい気持ちが出てくる時期。
4歳から5歳は、園生活や友だちとの関わりも大事になります。
小学校入学前は、時間や持ち物を知れる絵本も役立ちます。

生活絵本は年齢ごとにテーマを変えると選びやすい

生活習慣の絵本は、対象年齢だけで機械的に分けるより、その時期の子どもが何に興味を持ちやすいかで見ると選びやすくなります。
0歳から1歳なら、あいさつやねんねなど、生活の音や流れに親しむことが中心です。
2歳から3歳は、トイレ、はみがき、着替えなど、自分でやってみたい気持ちを支える絵本が合います。
4歳から5歳は、園生活、友だち、片づけ、順番など、家の外での生活習慣も大事になります。
入学前は、小学校の一日や持ち物、時間の見通しを持てる絵本を入れると安心です。

年齢 読みたいテーマ 選び方の目安
0歳から1歳 あいさつ、ねんね、親子のふれあい 短い言葉、くり返し、表情のわかりやすさを重視します。
2歳から3歳 トイレ、はみがき、着替え、食事 失敗しても安心でき、自分でやりたい気持ちを支える絵本が合います。
4歳から5歳 園生活、片づけ、順番、友だちとの関わり 生活の手順だけでなく、気持ちの動きが描かれた絵本を選ぶと使いやすいです。
小学校入学前 学校生活、時間、持ち物、あいさつ 入学後の一日を先に見られる絵本が、不安をやわらげてくれます。

花が満開の庭にいる女児

0歳から1歳は身支度やあいさつをやさしく見せる絵本

0歳から1歳の子どもには、むずかしい説明よりも、絵のわかりやすさや言葉のリズムが大切です。
朝起きる、顔をふく、服を着る、こんにちはと言うなど、生活の基本をやさしく見せる絵本が向いています。
この時期は、できるようにすることよりも、毎日の生活に楽しい音や表情を添えることが大事です。
変型サイズの本や丈夫な本体のボードブックなら、小さな手でもめくりやすく、親子でくり返し読みやすくなります。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
ごあいさつあそび きむらゆういち 偕成社 動物たちがやってきて「こんにちは」とあいさつする、0歳から楽しめるしかけ絵本です。あいさつを遊びの中でまねしやすい一冊です。
じゃあじゃあびりびり まついのりこ 偕成社 水、車、犬など、赤ちゃんの身近なものをリズミカルな音で見せる絵本です。生活の中の音やものに親しむ入り口になります。
いいおかお 松谷みよ子 文/瀬川康男 絵 童心社 ふうちゃんや動物たちが「いいおかお」を見せる、まねっこしやすい赤ちゃん絵本です。朝のあいさつや親子の表情遊びにもつなげやすいです。
くっついた 三浦太郎 こぐま社 金魚や動物たちが「くっついた」とくり返す、親子のスキンシップにぴったりの絵本です。お着替え前後や寝る前の安心時間にも使いやすいです。
チューくんといっしょ せいかつのおはなし ひらのゆきこ 作/内田伸子 監修 ポプラ社 おはよう、着替え、トイレ、はみがき、手洗いうがい、片づけ、おふろ、おやすみまで、毎日の生活習慣をまとめて見られる絵本です。

2歳から3歳はトイレや着替えを自分でやりたくなる絵本

2歳から3歳は、イヤイヤ期と自分でやりたい気持ちが同居する、なかなか味わい深い時期です。
トイレ、着替え、はみがきなどの生活習慣も、親が急がせると止まってしまうことがあります。
この年齢には、主人公が少しずつ挑戦する絵本が合います。
失敗しても笑われず、最後にできた喜びがあると、子どもも安心してまねしやすくなります。
レビューを見るときに、成功を急がせる内容か、気持ちに寄り添う内容かを確認すると選びやすいです。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
といれ 新井洋行 偕成社 トイレでうんちできるかな、という場面を明るく描いた絵本です。かけ合いながら読めるので、トイレトレーニングをこわがらずに始めたい時期に使いやすい一冊です。
おきがえあそび きむらゆういち 偕成社 ひとりで着替えることを、楽しいしかけで見せてくれる絵本です。服を着る、ボタンをとめるなどの流れを、遊びながらまねしやすくなります。
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう! くぼまちこ アリス館 歯みがきが苦手な子の口に、はみがきれっしゃがやってくるお話です。歯ブラシを列車に見立てる楽しさがあり、口を開けるきっかけを作りやすい絵本です。
ぷくちゃんのすてきなぱんつ ひろかわさえこ アリス館 パンツをはくうれしさを、やさしい絵とリズムのある言葉で伝える絵本です。トイレやパンツへの関心が出てきた時期に、失敗を責めずに読めます。
チューくんといっしょ せいかつのおはなし ひらのゆきこ 作/内田伸子 監修 ポプラ社 着がえ、トイレ、歯みがき、片づけなど、1・2・3歳で身につけたい生活習慣をまとめて読める絵本です。自分でやりたい気持ちが出てきた子に向いています。

4歳から5歳は園生活や友だちとの関わりがわかる絵本

4歳から5歳になると、生活習慣は家庭だけでなく、幼稚園や保育園での過ごし方ともつながってきます。
片づけ、順番を待つ、友だちに声をかける、先生の話を聞くなど、集団生活のテーマも増えていきます。
この時期の絵本は、生活の手順だけでなく、子どもたちの気持ちが描かれているものを選ぶと読みごたえがありますよ。
出版社のウェブサイトで対象年齢や監修の有無を確認すると、家庭で使いやすい一冊を見つけやすくなりますね。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
ようちえんのいちにち おかしゅうぞう 作/ふじたひおこ 絵 佼成出版社 登園、通園バス、歌やダンス、お弁当、年の違う子との交流など、幼稚園の一日をていねいに描いた絵本です。入園前や園生活が気になり始めた子に、流れを見せやすい一冊です。
ほいくえんのいちにち おかしゅうぞう 作/かみじょうたきこ 絵 佼成出版社 朝の登園からお迎えまで、保育園で過ごす一日をスケッチ風に描いた絵本です。外遊び、音楽、お散歩、給食、お昼寝など、園での生活を親子で確認しやすくなります。
ようちえんいやや 長谷川義史 童心社 「ようちえんいくのいやや」と泣く子どもたちの気持ちを、ユーモラスに受け止める絵本です。園に行きたくない朝の気持ちに寄り添いたいときに向いています。
みんなともだち 中川ひろたか 文/村上康成 絵 童心社 卒園をテーマに、友だちと過ごした園生活の思い出や、小学校へ向かう気持ちを描いた絵本です。友だちとの関わりや別れ、新しい生活への期待を話すきっかけになります。
ともだちや 内田麟太郎 作/降矢なな 絵 偕成社 友だちを商売にしようとするキツネとオオカミの出会いを描いた絵本です。友だちって何だろう、どう関わればいいのかなと、親子でやさしく話せる一冊です。

小学校入学前は時間・持ち物・学校生活を知れる絵本

小学校入学前には、時間を意識することや持ち物をそろえることも生活習慣の一部になります。
朝の支度、ランドセル、給食、授業、帰宅後の流れなどを知れる絵本は、入学前の不安を小さくしてくれます。
低学年向けの児童書や電子書籍にも、学校生活をやさしく描いたものがあります。
絵本の中で学校の一日を先に体験しておくと、子どもは「知らない場所」ではなく「少し知っている場所」として小学校を受け止めやすくなります。
親子で読みながら、持ち物や朝の流れをいっしょに確認しておくと、入学準備もあわてず進めやすくなりますよ。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
しょうがっこうへ いこう 斉藤 洋 作/田中 六大 絵 講談社 幼稚園と小学校の違い、通学、朝礼、授業、給食、昼休み、保健室、下校まで、小学校の一日を遊びながら知れる絵本です。入学前に学校生活の流れを見せたい家庭に向いています。
しょうがっこうがだいすき うい 作/えがしら みちこ 絵 学研プラス 小学2年生の先輩から、これから小学校へ行く子どもたちへ向けた16のアドバイスをまとめた絵本です。友だちへの声かけや先生への相談など、入学前の不安をやさしく小さくしてくれます。
いちねんせいえほん 高濱 正伸 監修/林 ユミ 絵 日本図書センター 学校、友だち、生活、安全など、小学校入学前後に身につけたい42の習慣を紹介する絵本です。早寝早起き、あいさつ、話を聞く、順番を守るなど、毎日の生活準備にも使いやすい一冊です。
いちねんせいの はる・なつ・あき・ふゆ おか しゅうぞう 作/ふじた ひおこ 絵 佼成出版社 小学校1年生の一年を、春夏秋冬の行事や学校生活とともに見られる絵本です。入学前だけでなく、入学後に「次はこんなことがあるね」と見通しを持つのにも役立ちます。
もうすぐ1ねんせい つよし ゆうこ 作・絵 童心社 入学をひかえた子どもの期待や不安を、少し不思議なお話として描いた絵本です。学校生活の説明だけでなく、新しい一歩を迎える気持ちに寄り添いたいときに読みやすい一冊です。

絵本専門士にご興味をお持ちの方はこちら

資格の概要や活動内容、取得方法について詳しくご案内しています。

▶ 絵本専門士について詳しく見る

生活習慣ごとに選ぶおすすめ絵本の考え方

生活絵本を選ぶときは、テーマごとに見ると迷いにくくなります。
手洗いなら手順の楽しさ、歯みがきならこわがらせない表現、トイレなら安心感、睡眠なら気持ちをゆるめる雰囲気が大切です。
価格や定価だけで選ぶより、家庭の悩みに合っているかを見ると、長く使えるお気に入りになりやすいです。

手洗いの絵本は清潔よりも「楽しい手順」が伝わるものを選ぶ

手洗いの絵本は、ばい菌がこわいという方向だけに寄せすぎないほうが、幼児には読みやすいことがあります。
水を出す、せっけんをつける、手のひらや指の間を洗う、流してふくという手順が、楽しいリズムで描かれているものが使いやすいです。
生活の中で「絵本みたいに泡を作ろう」と言えると、親の声かけも明るくなります。
無料で試し読みできるウェブサイトがある場合は、絵の雰囲気や言葉の長さを見てから選ぶと安心です。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
てあらいできるかな きむらゆういち 偕成社 外から帰ったら手を洗うという大事な生活習慣を、しかけ絵本として楽しく見せてくれる一冊です。登場人物をまねして、ごしごし手を動かしながら読めるので、手洗いの手順を遊びの中で覚えやすくなります。
てを あらおう マーガレット・レイ/H.A.レイ 原作 金の星社 おさるのジョージが、外で遊んだあとやごはんの前に手を洗う様子を描いた絵本です。手洗いを「やらされること」ではなく、ジョージと一緒にする楽しい習慣として受け止めやすくなります。
ぴかぴかおてて わらべきみか ひさかたチャイルド トイレのあと、砂遊びのあと、お絵かきのあとなど、手を洗う場面をシンプルに伝える生活絵本です。小さな子にもわかりやすく、手洗いのタイミングを親子で確認しやすい一冊です。
ビオレママ きちんとてあらい!の術 山本省三 ポプラ社 手洗いの大切さを、しかけを使って楽しく伝える絵本です。手を洗うのがめんどうな子にも、物語の流れで「やってみよう」と思わせやすく、園や家庭での声かけにも使いやすいです。
えほん もやしもん「きんのオリゼー」てをあらおう いしかわまさゆき 講談社 菌のキャラクターが「衛生」をテーマに、手を洗う理由や正しい手洗いのしかたをわかりやすく伝える絵本です。少し大きめの幼児にも、手洗いの意味を楽しく話しやすくなります。

歯みがきの絵本はこわがらせずに大切さがわかるものを選ぶ

歯みがきの絵本は、虫歯のこわさだけを強く見せるより、口の中がすっきりする気持ちよさを伝えるものがおすすめです。
はみがきが苦手な子どもは、歯ブラシを入れるだけでもがんばっています。
だからこそ、主人公が少しずつ口を開けたり、親に仕上げみがきをしてもらったりする場面があると、実生活につなげやすくなります。
本体価格が少々高くても、毎日使えるなら価値は十分あります。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう! くぼまちこ アリス館 歯みがきが苦手な子の口に、はみがきれっしゃがやってくる絵本です。歯ブラシを列車に見立てる楽しさがあり、口を開けるきっかけを作りやすい一冊です。
はみがきあそび きむらゆういち 偕成社 歯みがきを、しかけ絵本として遊びながら見せてくれる一冊です。0歳から読める赤ちゃん向け絵本で、歯みがきの習慣づけを明るく始めたい家庭に向いています。
ノンタンはみがきはーみー キヨノサチコ 偕成社 ノンタンや動物たちが、みんなで「はみがきはーみー」と歯をみがく赤ちゃん絵本です。リズムのよい言葉で、歯みがきをまねっこしやすくなります。
はみがきさん せなけいこ ポプラ社 朝になるとやってくる「はみがきさん」と一緒に、動物たちが歯をみがく生活絵本です。こわがらせるより、まねっこで楽しくみがく流れにしやすい一冊です。
はみがき はみがき きむらゆういち 作/せべまさゆき 絵 偕成社 ごちそうを食べたあとの歯みがきを描いた、2歳からのしかけ絵本です。食後の流れと歯みがきの習慣を、遊びの延長で伝えたいときに使いやすいです。

トイレの絵本は失敗しても安心できる空気のものを選ぶ

トイレの絵本で大切なのは、できたかどうかだけに注目しすぎないことです。
トイレに座る、出なくても待つ、失敗しても着替える、また次に試すという流れがやさしく描かれていると、子どもは安心できます。
親も「失敗しても平気」という気持ちを持ちやすくなります。
トイレトレーニングにすぐ効いたかだけでなく、子どもがくり返し読みたがったか、生活の中で言葉をまねしたかが実現できそうな絵本がよいですね。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
といれ 新井洋行 偕成社 トイレでうんちできるかな、という場面を明るく描いた絵本です。声をかけ合いながら読めるので、トイレをこわがるより先に「ちょっと行ってみようかな」と思いやすくなります。
おトイレさん きたがわめぐみ 教育画劇 歩くトイレの「おトイレさん」が、動物たちのトイレを応援する楽しい絵本です。できる、できないだけでなく、緊張をほぐす声かけがしやすい一冊です。
ぷくちゃんのすてきなぱんつ ひろかわさえこ アリス館 新しいパンツをはくうれしさを、やさしい絵と言葉で伝える絵本です。失敗を責めるのではなく、パンツやトイレへの前向きな気持ちを育てたいときに使いやすいです。
おんなのこトイレ 江東区南砂さくら保育園 監修/jinco 絵 ポプラ社 女の子のトイレの仕方を具体的に学べる絵本です。和式トイレの使い方も載っているので、外出先や園でのトイレに少しずつ慣れたい時期にも役立ちます。
ひとりでうんちがしたいのに! ジョニー・レイトン 作/マイク・バーン 絵 永岡書店 うんちをするときの恥ずかしさや安心できる場所を、ユーモラスに描いた絵本です。トイレでできるかどうかだけでなく、子どもの気持ちに寄り添いたいときに向いています。

睡眠の絵本は眠る前の気持ちをゆるめてくれるものを選ぶ

睡眠の絵本は、寝かしつけを一発で解決する魔法の道具ではありません。
けれど、夜の気持ちをゆるめる合図にはなります。
明かりを少し落として、同じ絵本を読む時間を作ると、子どもは「そろそろ眠るんだな」と感じやすくなります。
静かな絵、短めの文章、くり返しの言葉がある絵本は、夜の生活リズムに合いやすいです。
配送の都合で届く日が先になる場合は、明日から読む予定にこだわりすぎず、届いた日からゆっくり始めれば十分です。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
もうねんね 松谷みよ子 文/瀬川康男 絵 童心社 犬やねこ、ひよこやモモちゃんが、みんな眠りに入っていく赤ちゃん絵本です。やわらかな言葉のリズムがあり、寝る前に親子で静かな気持ちへ切り替えたいときに向いています。
おつきさまこんばんは 林明子 福音館書店 夜空に出てくるお月さまと、雲とのやりとりを静かに描いた絵本です。短い言葉と落ち着いた絵で、寝る前の部屋にゆっくりした時間を作りやすい一冊です。
おやすみなさい コッコさん 片山健 福音館書店 夜になっても眠らないコッコさんに、お月さまが静かに語りかける絵本です。眠れない子どもの気持ちを急がせず、そっと寄り添う雰囲気があります。
おやすみなさい おつきさま マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/クレメント・G・ハード 絵/瀬田貞二 訳 評論社 ベッドに入ったこうさぎが、部屋の中のものに一つずつ「おやすみなさい」と語りかける名作絵本です。くり返しの言葉が心地よく、眠る前の合図にしやすい一冊です。

食事や好き嫌いに役立つ生活絵本

食事の生活習慣は、親の声かけだけで変えようとすると、食卓が少し重たくなることがあります。
「食べなさい」と言う前に、食べものが出てくる絵本を読むと、子どもは味の前に、色や形や音の楽しさから食べものに近づけます。
好き嫌いがある子も、絵本の中で野菜やごはんを見ているうちに、食卓で「これ絵本に出てきたね」と話しやすくなります。
食育の入り口として、食べる量を増やすことだけを目標にせず、食べものへの親しみを育てる一冊を選ぶのがおすすめです。

食べもの絵本は「食べなさい」より「おいしそう」から入れる

食事の絵本は、栄養やマナーを先に説明するより、まず「おいしそう」「楽しそう」と感じられるものが向いています。
ホットケーキを作る場面や、くだものが大きく描かれた絵本は、食べものへの興味を自然に広げてくれます。
食卓で同じメニューが出たときに、「絵本のあれみたいだね」と言えると、親の声かけもやわらかくなります。
好き嫌いをすぐ直すためではなく、食べものと仲良くなるための絵本として使うと、家庭でも続けやすいですよ。

学研p

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
くだもの 平山和子 福音館書店 すいか、もも、ぶどうなどのくだものを、みずみずしい絵で見せる赤ちゃん絵本です。「さあどうぞ」という言葉のくり返しがあり、食べものに手を伸ばす楽しさを親子で味わえます。
しろくまちゃんのほっとけーき わかやまけん こぐま社 しろくまちゃんがホットケーキを作る過程を、楽しい音と絵で描いた絵本です。料理や食事に興味を持つきっかけになり、親子で作って食べる体験にもつなげやすい一冊です。
おやおや、おやさい 石津ちひろ 文/山村浩二 絵 福音館書店 野菜たちがマラソン大会をする、言葉遊びが楽しい絵本です。野菜ぎらいの子にも、味の話ではなく、キャラクターや音の楽しさから野菜に親しませやすくなります。
グリーンマントのピーマンマン さくらともこ 作/中村景児 絵 岩崎書店 子どもに嫌われがちなピーマンが、ヒーローとして活躍する絵本です。苦手な野菜を「いやなもの」だけで終わらせず、見方を変えるきっかけになります。
やさいさん tupera tupera 学研プラス 土の中から野菜がすっぽーんと出てくる、しかけが楽しい絵本です。野菜の形や名前に親しめるので、食卓で野菜を見つける遊びにもつなげやすいです。

着替え・身支度に役立つ生活絵本

着替えや靴をはくことは、オトナから見ると小さな動作でも、子どもにとってはなかなか大仕事です。
袖が通らない、前と後ろがわからない、くつしたがひっかかるなど、毎朝ちょっとした事件が起きます。
そんなとき、身支度の絵本があると、親が急がせる前に「こうやってやるんだね」と流れを見せられます。
自分でやりたい気持ちを育てながら、できない日も笑って受け止められる絵本を選ぶと、朝の空気が少しやわらぎます。

着替えをする4歳男児

着替えの絵本は「早くして」より「順番がわかる」ものを選ぶ

着替えを嫌がる子には、服を着る順番や体の動きがわかりやすい絵本が向いています。
パンツをはく、シャツに腕を通す、くつをはくなど、ひとつずつの動作が絵で見えると、子どもはまねしやすくなります。
うまくできない場面がユーモラスに描かれている絵本なら、失敗しても笑ってやり直せます。
朝の身支度は時間との戦いになりがちですが、絵本の言葉を合図にすると、親の声も少しやさしくなりますよ。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
どうすればいいのかな? わたなべしげお 文/おおともやすお 絵 福音館書店 くまくんがシャツやパンツ、帽子、靴を身につけていく絵本です。服を着る順番や身支度の流れがわかりやすく、親子で「次はどうする?」と声をかけながら読めます。
おきがえあそび きむらゆういち 偕成社 着替えをしかけで楽しく見せる赤ちゃん向けの生活絵本です。ひとりで服を着る前の時期から、着替えへの抵抗を少なくするきっかけになります。
おきがえでんしゃ 木戸直子 交通新聞社 電車のリズムに乗せて着替えを進めていく絵本です。電車が好きな子には、服を着ることを遊びの流れに変えやすい一冊です。
パンツのはきかた 岸田今日子 作/佐野洋子 絵 福音館書店 ぶたさんがパンツをはく様子を、歌のような言葉で描いた絵本です。うまくいかない動作も楽しく見せてくれるので、子どもの「自分でやる」を応援しやすくなります。
くつくつあるけ 林明子 福音館書店 小さなくつが、ぱたぱた歩いたり、ぴょんと跳ねたりする赤ちゃん絵本です。靴をはいて外へ出る楽しさを感じやすく、お出かけ前の声かけにも使えます。

あいさつ・片づけ・貸し借りを学べる生活絵本

生活習慣というと、手洗いやトイレのような身のまわりのことを思い浮かべがちです。
けれど、あいさつ、片づけ、順番、貸し借りも、子どもが園生活や友だちとの関わりを広げるために大切な習慣です。
この分野の絵本は、「正しいルール」を一方的に教えるより、相手の気持ちに気づくきっかけとして読むと使いやすくなります。
親子で読みながら、「こんなとき、どう言えばいいかな」と話せる一冊を選ぶと、実生活にもつながりやすいです。

社会性の絵本は正解よりも気持ちの動きが見えるものを選ぶ

あいさつや貸し借りの絵本は、ただ「言いましょう」「貸しましょう」と教えるだけだと、少し説教っぽくなります。
相手がうれしい気持ちになる、言えなくて困る、貸したいけれど迷うなど、子どもの気持ちが描かれている絵本のほうが、家庭でも話しやすいです。
片づけも同じで、命令ではなく、遊びの終わりを自分で受け止める流れがあると続きやすくなります。
園生活の前後に読むと、先生や友だちとの関わりをイメージしやすくなりますよ。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
ごあいさつあそび きむらゆういち 偕成社 動物たちが「こんにちは」とあいさつする、しかけが楽しい絵本です。赤ちゃんのころから、あいさつを言葉遊びとしてまねしやすくなります。
おもちゃの かたづけ できるかな 深見春夫 作/梶ヶ谷陽子 監修 岩崎書店 おもちゃを片づける流れを、子どもにわかりやすく見せる生活絵本です。遊びの終わりを責めずに伝えたいときに、声かけのきっかけになります。
かしてあげたいな 八木田宜子 作/長新太 絵 絵本塾出版 貸してあげたい気持ちと、でも手放したくない気持ちの間で揺れる子どもに寄り添える絵本です。友だちとの貸し借りを、正解だけでなく気持ちから考えられます。
どうぞのいす 香山美子 作/柿本幸造 絵 ひさかたチャイルド 「どうぞ」の気持ちが、動物たちの間でつながっていく絵本です。思いやりやゆずり合いを、やさしい物語として受け止めやすい一冊です。
おやくそくえほん はじめての「よのなかルールブック」 高濱正伸 監修/林ユミ 絵 日本図書センター あいさつ、順番、公共の場でのふるまいなど、子どもに伝えたい基本的な約束をまとめた絵本です。入園や入学前の生活確認にも使いやすいです。

鼻かみ・病気・体調管理に役立つ生活絵本

体調管理の絵本は、生活習慣絵本の中でも見落とされやすい分野です。
けれど、鼻をかむ、薬を飲む、病院に行く、体調を伝えるといったことは、子どもの毎日にかなり関わっています。
とくに鼻かみは、言葉だけで説明しても動きが伝わりにくいので、絵本で見せる価値があります。
病気や病院の絵本も、こわがらせるためではなく、知らないことへの不安を小さくするために使うと役立ちます。

体調管理の絵本はこわがらせずに「自分の体を守る」流れを見せる

鼻かみや病院の絵本は、ばい菌や病気のこわさだけを強く見せすぎないことが大切です。
鼻が出たらどうするか、具合が悪いときにどう伝えるか、病院ではどんなことをするのかを、落ち着いた物語として見せると、子どもは安心しやすくなります。
入園後は、家庭以外の場所で体調を伝える場面も増えます。
「痛い」「気持ち悪い」「鼻が出る」と言葉にする準備としても、体調管理の絵本は使いやすいですよ。

タイトル 作者名 出版社 内容紹介
じぶんで はなを かめるかな 深見春夫 作 岩崎書店 鼻をかむ動作を、子どもにわかりやすく見せる生活絵本です。口を閉じて鼻から息を出すなど、言葉だけでは伝わりにくい動きを絵で確認できます。
ひとまねこざるびょういんへいく M.レイ、H.A.レイ 作/光吉夏弥 訳 岩波書店 おさるのジョージが病院へ行くお話です。病院や入院の場面を物語として読めるので、病院への不安を少しやわらげたいときに向いています。
ノンタンがんばるもん キヨノサチコ 偕成社 けがをしたノンタンが病院へ行き、手当てを受けるお話です。病院はこわいだけの場所ではなく、元気になるための場所だと伝えやすい一冊です。
おなかのこびと よしむらあきこ 教育画劇 食べものや生活のしかたが、おなかの中にどう関わるのかを、こびとの世界として楽しく見せる絵本です。食事、排泄、体調のつながりを親子で話しやすくなります。
からだのふしぎ 細谷亮太 監修 PHP研究所 体のしくみを子どもにもわかりやすく紹介する絵本です。自分の体に関心を持ち、具合が悪いときに言葉で伝える準備としても使いやすいです。

悩み別に選ぶ生活習慣絵本

生活習慣の絵本は、テーマ別だけでなく、家庭の悩み別に選ぶと実生活につなげやすくなります。
歯みがきを嫌がる、トイレをこわがる、なかなか寝ない、食べものに興味が薄い、片づけを始められないなど、悩みは家庭ごとに違います。
その悩みに合う絵本を選ぶと、親の声かけも具体的になります。
「この絵本を読めば必ずできる」と考えすぎず、毎日のやりとりを少しラクにする一冊として使うのがちょうどいいです。

歯みがきを嫌がる子には遊びに変わる絵本

歯みがきが苦手な子には、『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』や『はみがきあそび』のように、歯ブラシを遊びの流れに変えてくれる絵本が合います。
口を開けること自体が苦手な子もいるので、最初から完璧にみがくことを目標にしすぎないのが大切です。
絵本の言葉をまねして、「れっしゃが通りまーす」と言うだけでも、親の声かけはかなり軽くなります。
毎日のことだからこそ、少し笑える合図があると続きやすいですね。

トイレをこわがる子には失敗しても安心できる絵本

トイレをこわがる子には、『といれ』や『おトイレさん』のように、トイレそのものを明るく見せてくれる絵本が向いています。
トイレトレーニングは、できた日とできない日が行ったり来たりします。
だからこそ、失敗しても怒られない空気がある絵本を選ぶと、親も子どもも追いつめられにくくなります。
「絵本の子も少しずつだったね」と言えるだけで、次に試す気持ちが残ります。

食べない子には食卓が楽しくなる絵本

食べない子や好き嫌いがある子には、『くだもの』『しろくまちゃんのほっとけーき』『おやおや、おやさい』のように、食べものを楽しく見せてくれる絵本が使いやすいです。
栄養の説明を先にするより、色、形、音、作る楽しさから入るほうが、子どもの気持ちは動きやすくなります。
食卓で同じ食べものを見つけたときに、「これ絵本にいたね」と言えると、会話が生まれます。
食べる量ではなく、まず関心が増えたことを喜ぶくらいでだいじょうぶです。

なかなか寝ない子には毎晩くり返せるおやすみ絵本

寝る前に元気が残っている子には、『もうねんね』『おつきさまこんばんは』『おやすみなさい おつきさま』のように、静かな流れでくり返し読める絵本が合います。
寝かしつけを急ぐと、子どもはますます目が覚めてしまうこともあります。
同じ絵本を毎晩読むことで、眠る前の合図を作るほうが続きやすいです。
絵本を閉じたあとに「また明日読もうね」と言えると、夜の終わり方もやさしくなります。

生活絵本を読むときのコツ

生活絵本は、買って終わりではなく、実際の生活にどうつなげるかで力を発揮します。
読んだあとに同じ言葉を使う、できない日も責めない、夫婦で声かけを共有する、子どもの性格に合わせて選ぶことが大切なのです。
絵本は親の代わりに叱る道具ではなく、親子の会話を助ける小さな橋になってくれますよ。

家族で絵本を読む

読んだあとすぐ実生活で同じ言葉を使ってみる

絵本を読んだあと、実生活で同じ言葉を使ってみると、子どもは物語と自分の行動をつなげやすくなります。
手洗いの場面なら「絵本の子みたいに泡を作ろう」、はみがきなら「お口をあーんしてみよう」と、短い言葉で十分です。
大切なのは、長く説明しないことです。
絵本の中で見た動きを思い出せるように、楽しい合図として使うと、毎日の生活習慣に入りやすくなります。

できない日があっても絵本を説教道具にしない

生活習慣は、昨日できたから今日もできるとは限りません。
眠い日、甘えたい日、遊びを終えたくない日もあります。
そんな日に「絵本ではできていたでしょ」と責めてしまうと、絵本そのものが少し重たい存在に。
できない日があっても、「今日はここまででいいか」と受け止めるほうが、長い目で見ると続きやすいですよ。
生活絵本は、親子で戻ってこられる安心の場所として置いておくくらいがちょうどいいです。

夫婦で読む絵本を共有すると声かけがそろいやすい

夫婦で読む絵本を共有しておくと、声かけの方向がそろいやすくなります。
片方は急がせたい、もう片方は待ちたいとなると、子どもも少し迷います。
同じ絵本を読んでおけば、「この場面の言葉を使おう」と話し合えますよね。
たとえば朝の支度や寝る前の時間も、夫婦で同じ合図を使えます。
子どもにとっても、パパとママの言葉がそろうと、生活の流れを受け止めやすくなりますよ。

子どもの性格に合わせて「楽しい」「安心」「あこがれ」で選ぶ

生活絵本は、子どもの性格に合わせて選ぶと失敗しにくくなります。
元気で遊びが好きな子には、楽しいリズムや動きのある絵本が合います。
不安になりやすい子には、失敗しても受け止めてくれる安心感のある絵本が向いています。
少しお兄さん、お姉さんにあこがれる子には、小学校や園生活を描いた絵本がよいきっかけになります。
ジャンル名や対象年齢だけでなく、子どもがどんな表情で読むかを見ながら選ぶことが、いちばん確かなレビューになりますよ。

絵本専門士にご興味をお持ちの方はこちら

資格の概要や活動内容、取得方法について詳しくご案内しています。

▶ 絵本専門士について詳しく見る

まとめ

生活習慣が身につく絵本は、子どもに何かを無理に教え込むための本ではありません。
親子で読みながら、手洗い、はみがき、トイレ、着替え、睡眠、食事、あいさつ、片づけ、鼻かみなどの毎日の生活を、少し楽しく、少し安心できるものに変えてくれる存在なのです。
年齢に合ったテーマを選び、幼児期から小学校低学年まで、そのときの成長に合わせて読み替えていくと、長く役立ちますね。
絵本や児童書は、親の声かけをやさしくしてくれる相棒です。
今日うまくいかなくても、明日またページを開けばいいのです。
そのくらいのゆるさで続けるほうが、子どもたちの生活習慣は、じわじわと育っていきますよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました