歯磨き絵本の選び方|歯磨き嫌いの子に合う年齢別・状態別ガイド

歯みがき絵本を見ながら大きく口を開けて笑う3歳女児と、絵本で歯磨きへの抵抗をやわらげるポイントをまとめた水彩風インフォグラフィック 読み聞かせ

お伝えしたいこと

歯磨き絵本は、歯磨き嫌いを一気に直すものではなく、最初の抵抗をやわらげる入り口です。

人気順だけで選ぶより、子どもが何につまずいているかで選ぶと失敗しにくくなります。

まねっこ、遊び、キャラクター、虫歯のしくみ、歯医者への不安など、目的に合わせて絵本を選びましょう。

読んだあとは、絵本の言葉をそのまま声かけに使うと、毎日の歯みがきにつなげやすくなります。

子どもが歯磨き嫌いだと、毎日の歯磨き時間が親子ともにつらくなりますよね。

けれど、歯磨き絵本は、歯ブラシを急に好きにする魔法ではありません。

絵本の役目は、歯みがきの前に気持ちをやわらげたり、口を開けるまねをしやすくしたり、親子の声かけを自然にすることです。

この記事では、年齢や子どもの状態に合わせた歯磨き絵本の選び方を整理します。

あわせて、楽しく始めたい子、口を開けない子、虫歯の理由を知りたい子、歯医者がこわい子など、目的別に選びやすい絵本も紹介します。

  1. 歯磨き絵本は、歯磨き嫌いの子にどう役立つ?
    1. 絵本は歯磨きを好きにする魔法ではなく、最初の抵抗をやわらげる入り口
    2. 歯ブラシをこわがる子には、遊びや物語で距離を縮める絵本が合う
    3. 口を開けない子には「あーん」「まねっこ」が自然にできる絵本を選ぶ
    4. 歯磨き前に読むか、寝る前に読むかで絵本の効果は変わる
  2. 子どもの状態別に選ぶ、歯磨き絵本のタイプ
    1. 口を開けない子には「あーん」とまねできる参加型の絵本
    2. 仕上げ磨きを嫌がる子には、親子の流れと痛くない工夫が見える絵本
    3. 歯ブラシを持つのも嫌な子には、音・遊び・くり返しが多い絵本
    4. こわがりの子には、虫歯表現が怖すぎないやさしい絵本
  3. 年齢別に見る、歯磨き絵本の選び方
    1. 0歳・1歳は歯ブラシに慣れることを目的にした短い絵本
    2. 2歳はイヤイヤ期でも読める、リズムのよい絵本
    3. 3歳は自分でまねして磨きたくなる絵本
    4. 4歳以上は歯の大切さや虫歯予防が少しわかる絵本
  4. 目的別に選ぶ、歯磨き絵本おすすめ早見表
    1. 歯磨きを楽しい時間にしたい子には、遊び・音・くり返しの絵本
    2. 口を開けない子には、まねっこや乗り物の絵本
    3. 虫歯の理由を知りたい子には、歯のしくみがわかる絵本
    4. 歯医者がこわい子には、ごっこ遊びや診察の流れがわかる絵本
  5. 人気の歯磨き絵本を選ぶときのチェックポイント
    1. ノンタン・アンパンマン・ポケモンなどキャラクター絵本は入り口にしやすい
    2. 電車・動物・しかけ絵本は歯磨きへの苦手意識をやわらげやすい
    3. 虫歯を扱う絵本は、子どもの年齢と怖がり方に合わせて選ぶ
    4. 絵本を読んでも磨かないときは、声かけと仕上げ磨きのやり方を見直す
  6. おすすめの歯磨き絵本|子どものタイプ別に選ぶならこれ
    1. 最初の1冊は、子どもの好きなものに近い作品から選ぶ
    2. 虫歯の絵本は、怖がらせるより「歯を守る」方向で読む
    3. 絵本のセリフを、歯磨き中の合図にする
  7. 歯磨き絵本を読んでも嫌がるときのコツ
    1. 絵本は歯磨き前の気持ちづくりに使う
    2. 歌やまねっこで楽しい雰囲気にする
    3. 親が先に楽しそうに歯を磨いて見せる
    4. できたところを短くほめる
  8. よくある質問
    1. 歯磨き絵本は何歳から読めますか?
    2. 歯磨き絵本は、歯磨き前と寝る前のどちらに読むのがいいですか?
    3. 2歳で歯磨きを嫌がる子にはどんな絵本が合いますか?
    4. 口を開けない子にはどんな歯磨き絵本がおすすめですか?
    5. 仕上げ磨きを嫌がるとき、絵本だけで変わりますか?
    6. 虫歯が出てくる絵本は怖がりの子にも読ませていいですか?
    7. 虫歯のしくみがわかる絵本はありますか?
    8. 歯医者を怖がる子には、どんな絵本が合いますか?
    9. キャラクター絵本でも歯磨き習慣につながりますか?
    10. 絵本を読んでも歯磨きをしないときはどうすればいいですか?
    11. 最初の1冊を選ぶなら、どこを見ればいいですか?
  9. まとめ|歯磨き絵本は、子どもの状態に合うものを選ぶ

歯磨き絵本は、歯磨き嫌いの子にどう役立つ?

歯磨き絵本は、歯磨きが嫌いな子どもにとって、歯ブラシや仕上げ磨きへの距離を少し近づける道具になります。

大切なのは、絵本を読めば必ず磨けるようになると期待しすぎないことです。

歯みがきの理由をやさしく伝えたり、親子で同じセリフを使ったりしながら、毎日の習慣に入れていくと使いやすいですね。

 

絵本は歯磨きを好きにする魔法ではなく、最初の抵抗をやわらげる入り口

歯磨き絵本は、子どもの気持ちを一気に変えるものではありません。

けれど、歯ブラシを見るだけで逃げる子や、歯磨きの時間になると泣いてしまうお子さんには、最初の抵抗をやわらげる入り口になります。

動物や友だちが歯をみがく場面を見て、「自分だけがやらされているわけではない」と感じられることもあります。

親が説明するより、絵本の登場人物が楽しそうにしているほうが、子どもには届きやすいこともありますね。

歯ブラシをこわがる子には、遊びや物語で距離を縮める絵本が合う

歯ブラシをこわがる子には、虫歯やむし歯菌を強く見せる作品より、遊びや物語で歯ブラシに親しめる絵本が合います。

たとえば、歯ブラシが電車のように登場したり、動物の歯をしゅこ、しゅことみがいたりする絵本ですね。

「歯ブラシはこわいもの」ではなく、「お口の中をきれいにする道具」と感じられることが大切です。

歯医者に行く前の気持ち作りにも使えますが、こわがりの子には強い表現を避けると安心です。

口を開けない子には「あーん」「まねっこ」が自然にできる絵本を選ぶ

口を開けない子には、「あーん」とまねできる参加型の絵本が向いています。

読み聞かせの途中で親が「あーんのお口、できるかな」と声をかけると、歯磨き前の練習になります。

このとき、すぐに歯ブラシを入れようとせず、口を開けられたことだけをほめるのがポイントです。

子どもたちは、自分でできたと感じると、次の行動に進みやすくなります。

ノンタンのようなシリーズものや、お気に入りのキャラが出る絵本も、まねのきっかけになりますね。

歯磨き前に読むか、寝る前に読むかで絵本の効果は変わる

歯磨き絵本は、読む時間によって役割が少し変わります。

歯磨き前に読むと、気持ちを切り替える合図になります。

寝る前に読むと、歯みがきの大切さを落ち着いて伝える時間になります。

イヤイヤが強い日は、絵本のあとすぐ磨こうとすると「読んだら磨かれる」と感じる子もいます。

その場合は、昼間に読む、親子で一緒に読む、歯磨き後のプレゼントのように読むなど、使い方を変えてみるとよいでしょう。

歯磨き絵本でできること・できないこと

できること できないこと
歯磨きへの抵抗をやわらげる 絵本だけで必ず磨けるようにする
歯ブラシに親しみを持たせる 虫歯予防を絵本だけで完結させる
親子の声かけをしやすくする 仕上げ磨きの痛みを自動で解決する
歯磨き前の気持ちを切り替える イヤイヤ期を一度で終わらせる

 

/wp/2026/06/17/aisatsu-ehon/

子どもの状態別に選ぶ、歯磨き絵本のタイプ

歯磨き絵本は、人気だけで選ぶより、子どもの今の状態に合わせるほうが使いやすくなります。

口を開けないのか、歯ブラシを持つのも嫌なのか、仕上げ磨きで痛がるのかによって、合う絵本のタイプは変わります。

同じ歯磨き嫌いでも、理由がちがえば必要な声かけもちがいますね。

子どもの状態別・合う歯磨き絵本タイプ

子どもの状態 合う絵本のタイプ 選ぶポイント
口を開けない 「あーん」「まねっこ」系 口を開ける場面がある
仕上げ磨きを嫌がる 親子で磨く流れがある絵本 親に磨いてもらう場面が自然
歯ブラシを持つのも嫌 遊び・音・くり返し系 歯ブラシを楽しい道具に見せる
虫歯を理解し始めた 歯の大切さがわかる絵本 怖がらせすぎず理由を伝える
こわがり 虫歯表現がやさしい絵本 怖い絵や強い表現を避ける
キャラ好き キャラクター絵本 好きなキャラを入口にする

口を開けない子には「あーん」とまねできる参加型の絵本

口を開けない子には、説明が長い絵本より、短い言葉でまねできる絵本が合います。

「あーん」「しゅっしゅっ」「ぴかぴか」などの言葉があると、親もそのまま歯磨き中の声かけに使えます。

子どもが口を少しでも開けられたら、すぐに磨こうとせず、「今のお口すてきだったね」と認めると安心です。

まねっこは遊びの形なので、歯磨きの命令に聞こえにくいところもよいですね。

仕上げ磨きを嫌がる子には、親子の流れと痛くない工夫が見える絵本

仕上げ磨きを嫌がる子には、親子で順番に磨く流れが見える絵本が向いています。

子どもが自分で磨いたあと、最後に大人がチェックする場面があると、「全部やり直される」感じが弱まります。

実際の歯磨きでは、強くこすらず、小さく動かすことも大切です。

上唇のすじに歯ブラシが当たると痛がる子もいるため、絵本だけでなく、磨き方そのものを見直す必要があります。

歯ブラシを持つのも嫌な子には、音・遊び・くり返しが多い絵本

歯ブラシを持つのも嫌な子には、歯の説明より、音や遊びが多い絵本から入るとよいでしょう。

「しゅこしゅこ」「しゅっしゅっ」といった音があると、歯ブラシを道具ではなく遊びの一部として見やすくなります。

動物、電車、れっしゃ、キャラクターなど、子どもの興味があるテーマとつながっている作品も入口になります。

最初はみがくことより、歯ブラシを持てたことをほめるくらいで十分です。

こわがりの子には、虫歯表現が怖すぎないやさしい絵本

こわがりの子には、虫歯やばい菌が強く描かれすぎていない絵本を選びたいですね。

虫歯の大切な知識は必要ですが、怖さで動かそうとすると、歯磨きそのものがさらに嫌いになることもあります。

「歯を守るため」「お口を気持ちよくするため」という理由が、やさしい絵で伝わる絵本が安心です。

歯医者の話が出る絵本も、治療の怖さより健康を守る場所として描かれているかを見ておくとよいでしょう。

仕上げ磨きを嫌がるときのOK・NG

NG OK
怖い顔で急いで磨く 短い時間で終わらせる
強くこする 小さくやさしく動かす
口を開けっぱなしにさせる 途中で休ませる
上唇のすじに当てる 痛がる場所を避ける
絵本のあとすぐ無理に磨く 絵本のセリフで誘う
トイトレ絵本の選び方 おすすめ あわてず始める、やさしいトイトレの入口
お伝えしたいことトイレ絵本は、子どもがトイレをこわがらずに知るためのやさしい入口です。年齢だけでなく、おしっこの間隔、言葉で伝える力、トイレへの興味を見ながら選ぶことが大切ですね。絵本だけで急に成功す...

年齢別に見る、歯磨き絵本の選び方

歯磨き絵本は、年齢に合わせると失敗が少なくなります。

0歳や1歳は歯みがきの意味を理解するより、歯ブラシに慣れることが中心です。

2歳はイヤイヤ期の気持ちに寄り添うこと、3歳は自分でやりたい気持ちを育てること、4歳以上は歯の大切さを少しずつ理解することが目的になります。

年齢別・歯磨き絵本の選び方

年齢 合いやすい絵本 目的
0歳・1歳 短い絵本・厚紙絵本・まねっこ絵本 歯ブラシに慣れる
2歳 リズム・音・くり返しのある絵本 イヤイヤ期の抵抗を減らす
3歳 自分でまねして磨ける絵本 自分でやりたい気持ちを育てる
4歳以上 歯の大切さや虫歯がわかる絵本 理由を理解して習慣にする

0歳・1歳は歯ブラシに慣れることを目的にした短い絵本

0歳・1歳は、歯磨きをしっかり理解する年齢ではありません。

乳歯が生え始めるころは、口のまわりを触られることや、歯ブラシが口に入ることに慣れる時期です。

絵本も、長い説明より、短い言葉と大きな絵のものが合います。

1歳未満の赤ちゃんには、厚紙絵本や布絵本など、親が持って読みやすい形も便利です。

安全のため、歯ブラシを持たせるときは必ず大人がそばで見守りましょう。

2歳はイヤイヤ期でも読める、リズムのよい絵本

2歳は、自分でやりたい気持ちと、やりたくない気持ちがぶつかりやすい時期です。

そのため、歯磨きの正しさを長く説明するより、リズムや音で楽しく入れる絵本が合います。

「歯磨きしよう」より「しゅっしゅっの時間だね」と声をかけるほうが、受け入れやすい子もいます。

できない日があっても、習慣づくりの途中と考えて、1日単位で追いこまないことも大切ですね。

3歳は自分でまねして磨きたくなる絵本

3歳になると、「自分でやる」という気持ちがはっきりしてきます。

歯磨き絵本も、自分で歯ブラシを持つ場面や、登場人物がまねしやすい動きをしているものが合います。

ただし、自分で磨けても、みがき残しは出やすい年齢です。

まず子どもに磨いてもらい、最後に親が「ぴかぴかチェック」として仕上げる流れにすると、親子のぶつかり合いが少なくなります。

4歳以上は歯の大切さや虫歯予防が少しわかる絵本

4歳以上になると、歯の大切さや虫歯予防の理由が少しずつわかるようになります。

「どうして磨くのか」を知りたがる子には、乳歯、食べ物、口の中のよごれなどをやさしく扱う絵本もよいでしょう。

ただし、怖がらせすぎる内容は逆効果になることがあります。

子どもの性格に合わせて、健康を守る前向きな話として読める作品を選ぶと続けやすいですね。

年齢別に避けたい歯磨き絵本

年齢 避けたいタイプ
0歳・1歳 長すぎる絵本、説明が多い絵本
2歳 怖い虫歯表現が強い絵本
3歳 親の説教に近い内容の絵本
4歳以上 幼すぎて本人が興味を持ちにくい絵本

目的別に選ぶ、歯磨き絵本おすすめ早見表

歯磨き絵本は、人気のある作品から選ぶのもよいですが、子どもの悩みに合わせて選ぶと使いやすくなります。

同じ歯磨き嫌いでも、歯ブラシがこわい子、口を開けるのが苦手な子、虫歯の理由を知りたい子では、合う絵本が少しずつちがいます。

まずは、いま困っていることに近いところから選んでみましょう。

目的別・歯磨き絵本の選び方

目的・悩み 合いやすい絵本 代表的な作品 読んだあとの声かけ 注意点
歯ブラシに慣れたい 短い言葉・リズム・歯ブラシが楽しく見える絵本 『ノンタンはみがきはーみー』
『はぶらしくんです。』
しゅこしゅこ、できるかな 最初からきれいに磨くことを求めすぎない
口を開けない あーんとまねしやすい絵本、乗り物に見立てる絵本 『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』 れっしゃが入ります。あーん 口を開けた瞬間に急いで磨かない
仕上げ磨きを嫌がる 親子で磨く流れが見える絵本、しかけ絵本 『はみがきあそび』
『はぶらしくんです。』
最後はぴかぴかチェックだけしよう 痛みや長さが原因なら、磨き方も見直す
虫歯の理由を知りたい 歯の役割や虫歯のしくみがわかる科学絵本 『はははのはなし』
『むしばミュータンスのぼうけん』
『むし歯のしょうたい』
歯を元気にするためにみがこうね 怖がりの子には、表現が強すぎないか確認する
歯医者がこわい 歯医者ごっこや診察の流れが見える絵本 『ちいちゃんのはいしゃさん』 歯医者さんは歯を守る人だね 治療のこわさを強調しすぎない
歯そのものに興味を持たせたい 歯の形、動物の歯、からだのしくみを見られる絵本 『いーはとあーは』
『だーれの は?』
自分の歯も見てみようか 歯磨き実践だけでなく、興味づくりとして使う

歯磨きを楽しい時間にしたい子には、遊び・音・くり返しの絵本

歯磨きに強い苦手意識がある子には、最初から虫歯のこわさを伝えるより、遊びや音で入れる絵本が向いています。

「しゅっしゅっ」「ぴかぴか」「あーん」など、親子でまねできる言葉があると、読み聞かせのあとも使いやすくなります。

歯ブラシをこわい道具ではなく、口の中をきれいにする小さな相棒として見せられると、気持ちの入り口がやわらぎます。

口を開けない子には、まねっこや乗り物の絵本

口を開けない子には、説明よりも、自然に「あーん」としたくなる絵本が合います。

とくに乗り物が好きな子なら、歯ブラシを列車に見立てる絵本が使いやすいでしょう。

読んだあとに「れっしゃが入りまーす」と声をかけると、命令ではなく遊びの流れにしやすくなります。

虫歯の理由を知りたい子には、歯のしくみがわかる絵本

4歳以上や小学生になると、「どうして歯をみがくの」と理由を知りたがる子もいます。

その場合は、歯の役割や虫歯のしくみをやさしく伝える絵本が役立ちます。

ただし、怖がりの子には、虫歯菌や治療の場面が強すぎないかを確認してから読ませると安心です。

歯医者がこわい子には、ごっこ遊びや診察の流れがわかる絵本

歯医者をこわがる子には、「痛いことをされる場所」としてではなく、「歯を見てくれる場所」として描かれている絵本が合います。

歯医者ごっこが出てくる絵本なら、診察の流れを遊びとして受けとめやすくなります。

実際に受診する前は、「何をするのか」を短く伝え、絵本と現実をつなげてあげるとよいでしょう。

人気の歯磨き絵本を選ぶときのチェックポイント

人気の歯磨き絵本は、子どもが手に取りやすい入口になります。

ただし、レビューがよい作品でも、すべての子どもに合うわけではありません。

ノンタン、アンパンマン、ポケモンのようなキャラクター、動物、電車、しかけなど、子どもの興味と歯磨きのテーマがつながるかを見て選びましょう。

歯ブラシと睨めっこしている女児

ノンタン・アンパンマン・ポケモンなどキャラクター絵本は入り口にしやすい

ノンタンやアンパンマン、ポケモンなど、子どもが知っているキャラクターの絵本は、歯磨きへの入口にしやすいです。

好きなキャラが登場するだけで、ページを開くハードルが下がるからです。

シリーズで読んでいる作品があるなら、その流れで歯磨きテーマを選ぶのもよいですね。

ただし、キャラが好きでも、ページ数が長すぎたり、本人の年齢に合わなかったりすると続きません。

読み聞かせしやすい長さかも見ておきましょう。

電車・動物・しかけ絵本は歯磨きへの苦手意識をやわらげやすい

電車、動物、しかけ絵本は、歯磨きそのものに苦手意識がある子に使いやすいテーマです。

たとえば、歯磨きれっしゃのように、れっしゃがお口の中に入る設定なら、口を開ける動きにつなげやすくなります。

動物の歯をみがく場面も、子どもが客観的に見やすいですね。

息子のお気に入りになった、という女性の保護者レビューが多い作品でも、まずはお子さん本人が興味を持つかを大切にしましょう。

虫歯を扱う絵本は、子どもの年齢と怖がり方に合わせて選ぶ

虫歯を扱う絵本は、歯磨きの理由を伝えやすい一方で、怖がりの子には刺激が強いことがあります。

「むし歯になるから大変だよ」と伝えるより、「歯を元気にするためにみがこうね」と言い換えられる作品が安心です。

4歳以上なら、虫歯予防や歯医者の役割を少し理解できる子もいます。

ただし、年齢だけで決めず、絵のこわさ、言葉の強さ、読んだあとの子どもの表情を見ながら選びましょう。

絵本を読んでも磨かないときは、声かけと仕上げ磨きのやり方を見直す

絵本を読んでも歯磨きしないときは、絵本選びだけを変えるより、声かけと仕上げ磨きのやり方を見直しましょう。

痛い、長い、眠い、親の表情がこわいなど、子どもなりの理由があるかもしれません。

絵本ナビなどでレビューを見たり、無料の試し読みがあれば確認したりするのも参考になります。

注文前には、出版社、発行年、ISBN:、価格、配送や発送予定を見て、必要ならお気に入り登録やカートに追加をして比較すると安心です。

価格が¥1のように極端に安い表示は、送料や状態も確認しましょう。

買う前のチェックリスト

チェック項目 見るポイント
年齢に合っているか 文章量・ページ数・絵のわかりやすさ
怖すぎないか 虫歯やばい菌の表現
まねできる場面があるか あーん、しゅっしゅっ、ぴかぴかなど
子どもの好きなものがあるか キャラ、動物、乗り物、しかけ
歯磨き中に使える言葉があるか 絵本のセリフを声かけにできる
親が読み続けやすいか 毎日読んでも負担にならない長さ

絵本を読んだあとの声かけ例

場面 声かけ例
歯ブラシを持たせたいとき 絵本みたいに、しゅっしゅってしてみようか
口を開けてほしいとき あーんのお口、できるかな
仕上げ磨きに入るとき 最後はぴかぴかチェックだけしようね
途中で嫌がったとき いったん休もう。あと少しだけにしよう
終わったあと 今日はお口を開けられたね

絵本専門士にご興味をお持ちの方はこちら

資格の概要や活動内容、取得方法について詳しくご案内しています。


絵本専門士について詳しく見る

おすすめの歯磨き絵本|子どものタイプ別に選ぶならこれ

歯磨き絵本は、人気だけで選ぶより、子どもの状態に合わせて選ぶほうが使いやすくなります。

ここでは、家庭で取り入れやすい定番の歯磨き絵本を、子どものタイプ別に整理します。

作品名だけでなく、読後にどんな声かけへつなげるかまで見ておくと、絵本が毎日の歯みがきに生きやすくなります。

子どもの状態 書名 著者名 出版社名 向いている理由 読後の声かけ 注意点
0歳・1歳、短くまねしたい 『ノンタンはみがきはーみー』 キヨノサチコ/作・絵 偕成社 短い言葉とリズムで、親子でまねしやすい絵本です。歯磨きの意味を説明する前の時期にも使いやすいでしょう。 ノンタンみたいに、しゅこしゅこしようか 短い絵本なので、仕上げ磨きの説明は別の声かけで補います。
しかけで遊びながら慣れたい 『はみがきあそび』 きむらゆういち/作 偕成社 めくる楽しさがあり、歯磨きを遊びの延長にしやすいしかけ絵本です。 絵本みたいに、ぴかぴかにしよう しかけ遊びだけで終わらず、歯ブラシを持つ流れにつなげます。
歯ブラシをこわがる・歯ブラシに親しみたい 『はぶらしくんです。』 とよたかずひこ/作 童心社 歯ブラシをキャラクターのように見せられるため、はじめて歯磨きに向き合う子にも使いやすい絵本です。 はぶらしくん、おしごとの時間だね 虫歯のしくみを知りたい子には、別の科学絵本も合わせるとよいでしょう。
口を開けない・乗り物好き 『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』 くぼまちこ/作 アリス館 歯ブラシを列車に見立てることで、口を開けるきっかけを作りやすい絵本です。 はみがきれっしゃ、しゅっぱつします 口を開けたらすぐ磨くより、まず「あーんできたね」と認めます。
動物・まねっこが好き 『はみがきさん』 せなけいこ/作・絵 ポプラ社 動物たちと一緒にまねしながら読める、生活習慣の絵本です。 ぞうさんみたいに、しゅっしゅっしよう 動物に夢中になる子には、歯磨きの場面に戻す声かけを足します。
アンパンマン好き 『アンパンマンと はみがき ぴっかぴか!』 やなせたかし/原作
トムス・エンタテインメント/作画
フレーベル館 好きなキャラクターを入口にして、歯磨き前の気持ちを切り替えやすくなります。 アンパンマンみたいに、ぴっかぴかにしよう キャラクターを見るだけで終わらないよう、歯磨き中の声かけに使います。
4歳以上で虫歯の理由を知りたい 『むしばミュータンスのぼうけん』 かこさとし/作 童心社 虫歯になるしくみを物語として学べる科学絵本です。 歯を守るために、最後にみがこう 怖がりの子には、反応を見ながら少しずつ読みます。
歯の役割を知りたい・科学絵本を読みたい 『はははのはなし』 加古里子/作・絵 福音館書店 歯の役割や大切さを、科学絵本として知ることができます。 歯は食べるためにも大事なんだね 小さい子には少し説明が多く感じることがあります。
自分の歯を観察したい 『いーはとあーは』 やぎゅうげんいちろう/作 福音館書店 自分の歯を見たり、歯のちがいに気づいたりしやすい絵本です。 鏡で自分の歯も見てみよう 歯磨き実践より、興味づくりとして使うと自然です。
動物の歯に興味がある 『だーれの は?』 新井洋行/作 講談社 動物の歯をきっかけに、歯そのものへの関心を広げやすい絵本です。 これはだれの歯かな。自分の歯はどうかな 歯磨きの習慣づけには、最後に自分の歯を見る声かけを足します。
歯医者がこわい・ごっこ遊びが好き 『ちいちゃんのはいしゃさん』 しみずみちを/作 ほるぷ出版 歯医者ごっこの流れで、歯医者への不安をやわらげたいときに使えます。 歯医者さんは、歯を見てくれる人だね 受診前には、実際にすることを短く伝えると安心です。
小学生向けに虫歯を正しく知りたい 『むし歯のしょうたい』 楠章子/文
ながおかえつこ/絵
大西陽一郎/監修
くもん出版 虫歯菌やプラークなど、少し踏み込んだ知識を知りたい子に向いています。 歯と歯の間も、やさしくみがこう 幼児には難しい場合があるため、小学生以上の学び用にするとよいでしょう。

最初の1冊は、子どもの好きなものに近い作品から選ぶ

最初の1冊は、親が読ませたい内容より、子どもが手に取りやすいテーマから選ぶと失敗が少なくなります。

乗り物が好きなら『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』、キャラクターが好きならノンタンやアンパンマン、動物が好きなら『はみがきさん』や『だーれの は?』が入口になります。

本の内容が正しくても、子どもが開きたくならなければ歯磨き前の合図にはなりにくいからです。

虫歯の絵本は、怖がらせるより「歯を守る」方向で読む

虫歯を扱う絵本は、歯磨きの理由を伝えるのに役立ちます。

ただし、こわがりの子に「虫歯になるよ」と強く言いすぎると、歯磨きや歯医者そのものが怖くなることもあります。

「歯を守ろう」「お口を気持ちよくしよう」という前向きな言葉に置き換えて読むと、毎日の習慣につなげやすくなります。

絵本のセリフを、歯磨き中の合図にする

どの絵本も、読めば必ず歯磨きが好きになるわけではありません。

大切なのは、絵本の言葉をそのまま歯磨き中の声かけに使うことです。

「しゅっしゅっしようか」「あーんできるかな」「ぴかぴかチェックだね」のように、子どもが知っている言葉で誘うと、歯磨きの時間に入りやすくなります。

生活習慣が身につく絵本おすすめ|親子で楽しく始める毎日の基本
お伝えしたいこと 生活習慣の絵本は、子どもに「やりなさい」と言う前に、親子でまねしたくなる空気を作ってくれます。 年齢やテーマに合わせて選ぶと、トイレ、はみがき、手洗い、睡眠、食事、着替え、あいさつ、...

歯磨き絵本を読んでも嫌がるときのコツ

歯磨き絵本を読んだのに、子どもが歯磨きを嫌がることはあります。
でも、それは絵本に効果がなかったということではありません。
絵本は、読んだその日にすぐ歯磨きが好きになる魔法の道具ではなく、子どもの中に少しずつ「歯磨きってこわくないかも」「やってみてもいいかも」という気持ちを育てるものです。
イヤイヤ期の子どもは、歯を磨くことそのものよりも、口を開けさせられること、動きを止められること、急に大人のペースに合わせることが苦手な場合もあります。
だからこそ、絵本を読んだあとに無理に歯ブラシへ進めるのではなく、楽しい空気を少し残したまま、親子でゆっくり歯磨きへつなげていくことが大切です。

絵本は歯磨き前の気持ちづくりに使う

歯磨き絵本は、歯ブラシを口に入れる直前よりも、子どもの機嫌がいい時間に読むと使いやすくなります。
たとえば昼間の読み聞かせや、寝る前のゆったりした時間に読んでおくと、歯磨きが「急に始まるイヤなこと」ではなく、「絵本で見たこと」に近づきます。
絵本の中の子どもや動物が歯を磨いている場面を見ながら、「お口の中がきれいになって気持ちいいね」「ばいきんさん、ばいばいだね」と声をかけるだけでも十分です。
大切なのは、絵本を読んだからすぐ磨こうと急がないことです。
まずは、歯磨きにまつわるいやなイメージを少しやわらげる。
そのための入口として絵本を使うと、子どもも受け止めやすくなります。

歌やまねっこで楽しい雰囲気にする

歯磨きを始めるときは、正しく磨くことばかりに集中しすぎると、親の表情がかたくなってしまうことがあります。
子どもは大人の顔をよく見ています。
親が真剣な顔で近づいてくると、それだけで「なにかされる」と身構えてしまうこともあります。
そんなときは、絵本に出てきたフレーズをまねしたり、短い歌に合わせたりして、歯磨きの時間を少し遊びに近づけてみましょう。
「しゅっしゅっしゅ」「ごしごしごし」など、音にして言うだけでも雰囲気は変わります。
ぬいぐるみの歯を磨くまねをしてから、子どもの歯を磨くのもいい方法です。
歯磨きは毎日のことなので、完璧な流れを作るより、親子で続けやすい小さな楽しさを見つけることが大切です。

親が先に楽しそうに歯を磨いて見せる

子どもは、言葉で説明されるよりも、大人のまねをすることで覚えることがあります。
「歯を磨きなさい」と言われるより、親が楽しそうに歯を磨いている姿を見るほうが、子どもの気持ちが動くこともあります。
絵本を読んだあとに、「今度はママも磨こうかな」「パパのお口もきれいにするね」と言って、先に大人が歯を磨いて見せると、歯磨きが特別な命令ではなく、家族のふだんの習慣として伝わります。
子どもが興味を持ったら、子ども用の歯ブラシを持たせて、まずは自分でまねをさせてもかまいません。
もちろん、最後には仕上げ磨きが必要です。
でも、最初から大人が全部やろうとするより、子どもが「自分もやってみたい」と思える時間を少し作ると、歯磨きへの抵抗がやわらぎやすくなります。

できたところを短くほめる

歯磨きを嫌がる子に対して、「ちゃんと磨けなかったね」と言いたくなる日もあります。
でも、イヤイヤ期の歯磨きでは、全部できたかどうかより、少しでもできたところを見つけてあげることが大切です。
口を少し開けられた。
歯ブラシを持てた。
前歯だけでも磨けた。
それだけでも、子どもにとっては大きな一歩です。
ほめるときは、長く説明するよりも「お口あけられたね」「今日は前歯できたね」「さっきより上手だったね」と短く伝えるほうが届きやすいです。
絵本の主人公と重ねて、「絵本の子みたいにできたね」と声をかけるのもいいでしょう。
歯磨きの時間が、怒られる時間ではなく、少し認めてもらえる時間になると、子どもの中のイヤな気持ちも少しずつ変わっていきます。
毎日きれいに磨くことは大切です。
けれど、親子で続けていくためには、できなかった日を責めすぎないことも同じくらい大切です。

絵本専門士にご興味をお持ちの方はこちら

資格の概要や活動内容、取得方法について詳しくご案内しています。


絵本専門士について詳しく見る

よくある質問

歯磨き絵本は、子どもの歯磨き嫌いをやわらげる助けになりますが、家庭ごとの悩みは少しずつちがいます。

ここでは、保護者からよく出る質問をまとめます。

絵本の選び方、読む年齢、仕上げ磨きとの関係を整理しておくと、毎日の歯みがき時間を少し落ち着かせやすくなります。

洗面台の前で絵本を読む3歳児 とママ

歯磨き絵本は何歳から読めますか?

歯磨き絵本は、乳歯が生え始めるころから読めます。

0歳や1歳では、内容を理解させるより、歯ブラシや口元のケアに慣れることが目的になります。

短い言葉の絵本や、厚紙の絵本を親子で一緒に見るだけでも十分です。

歯磨きの前だけでなく、昼間の機嫌がよい時間に読むと、歯ブラシへのこわさを減らしやすいでしょう。

歯磨き絵本は、歯磨き前と寝る前のどちらに読むのがいいですか?

歯磨き前に読むと、気持ちを切り替える合図になります。

寝る前に読むと、歯みがきの大切さを落ち着いて伝える時間になります。

ただし、歯磨き直前に読むと「このあと無理に磨かれる」と感じる子もいます。

その場合は、昼間に読む、歯磨き後の楽しみにするなど、タイミングを変えてみましょう。

2歳で歯磨きを嫌がる子にはどんな絵本が合いますか?

2歳で歯磨きを嫌がる子には、リズム、音、くり返しがある絵本が合います。

イヤイヤ期は、正しいことを説明されても気持ちが追いつかないことがあります。

「しゅっしゅっ」「あーん」など、遊びながらまねできる言葉があると使いやすいですね。

虫歯の怖さを強く伝えるより、歯ブラシを楽しい道具として見せる作品から始めるとよいでしょう。

口を開けない子にはどんな歯磨き絵本がおすすめですか?

口を開けない子には、登場人物が大きく口を開ける場面がある絵本がおすすめです。

親が「お口を開けて」と言うより、絵本の流れで「あーんできるかな」と言うほうが、子どもは受け入れやすいことがあります。

乗り物が好きな子なら、『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』のように歯ブラシを列車に見立てる作品も使いやすいでしょう。

最初から磨くことを目標にせず、口を開けるまねだけで終わる日があっても大丈夫です。

仕上げ磨きを嫌がるとき、絵本だけで変わりますか?

仕上げ磨きを嫌がるとき、絵本だけで必ず変わるとは言えません。

絵本は気持ちをやわらげる助けになりますが、痛み、時間の長さ、親の力の入れ方も大きく関係します。

歯ブラシを小さくやさしく動かす、途中で休む、短い時間で終わらせるなどの工夫も必要です。

嫌がり方が強い場合は、歯医者で磨き方を相談するのも安心ですね。

虫歯が出てくる絵本は怖がりの子にも読ませていいですか?

虫歯が出てくる絵本は、怖がりの子には慎重に選びましょう。

虫歯予防の大切さを知ることは必要ですが、怖い絵や強い言葉で不安が大きくなる子もいます。

まずは、歯を守る、きれいにする、健康になるという前向きな表現の絵本がおすすめです。

読んだあとに眠れなくなる、歯医者を強くこわがるなどの様子があれば、別の作品に変えてよいでしょう。

虫歯のしくみがわかる絵本はありますか?

虫歯のしくみがわかる絵本には、『はははのはなし』『むしばミュータンスのぼうけん』『むし歯のしょうたい』などがあります。

歯の役割、食べ物、虫歯菌、口の中のよごれなどを、子どもにもわかりやすい形で知るきっかけになります。

幼児には説明が多く感じる作品もあるため、4歳以上や小学生の学び用として選ぶと使いやすいでしょう。

歯医者を怖がる子には、どんな絵本が合いますか?

歯医者を怖がる子には、歯医者さんを「怒る人」や「痛いことをする人」として描きすぎない絵本が合います。

歯医者ごっこや診察の流れがわかる絵本なら、受診前の気持ち作りに使えます。

読むときは「虫歯になったら大変だよ」と追いこむより、「歯を見てもらうと安心だね」と伝えるほうがよいでしょう。

キャラクター絵本でも歯磨き習慣につながりますか?

キャラクター絵本でも、歯磨き習慣につながることはあります。

大切なのは、キャラを見るだけで終わらせず、絵本のセリフを日々の声かけに使うことです。

「ノンタンみたいにあーんしようね」「最後はぴかぴかチェックだね」のように、親子で同じ言葉を使うと流れが作りやすくなります。

子どもが好きな作品なら、歯磨き時間の合図としても役立ちます。

絵本を読んでも歯磨きをしないときはどうすればいいですか?

絵本を読んでも歯磨きをしないときは、読むタイミングを変えてみましょう。

歯磨き直前だと、子どもが「このあと無理に磨かれる」と感じる場合があります。

昼間に読む、寝る前の落ち着いた時間に読む、歯磨き後の楽しみにするなど、家庭に合う形を探すとよいですね。

それでも強く嫌がる場合は、痛みや口の中の不快感がないか、歯医者に相談することも考えましょう。

最初の1冊を選ぶなら、どこを見ればいいですか?

最初の1冊は、子どもの好きなものに近いかどうかを見ましょう。

キャラクター、乗り物、動物、しかけ、音のくり返しなど、本人が開きたくなる入口がある絵本が使いやすいです。

そのうえで、年齢に合う文章量か、怖すぎないか、歯磨き中に使える言葉があるかを確認するとよいでしょう。

まとめ|歯磨き絵本は、子どもの状態に合うものを選ぶ

歯磨き絵本は、歯磨き嫌いの子どもにとって、歯ブラシや仕上げ磨きへの抵抗をやわらげる助けになります。

選ぶときは、人気順だけでなく、子どもの年齢、好きなもの、いま困っていることに合っているかを見ると失敗しにくくなります。

ただし、絵本だけで虫歯予防が完結するわけではありません。

乳歯を守るには、毎日の歯みがき、仕上げ磨き、生活リズム、必要に応じた歯医者への相談が大切です。

口を開けない子にはまねっこ絵本。

歯ブラシをこわがる子には遊びのある絵本。

4歳以上で理由を知りたい子には、歯の大切さや虫歯のしくみがわかる絵本。

歯医者がこわい子には、歯医者ごっこや診察の流れが見える絵本。

このように、年齢と状態に合わせて選ぶと、親子の時間が少し楽になります。

完璧を目指しすぎず、今日は口を開けられた、今日は歯ブラシを持てた、そんな小さな一歩を大切にしていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました