お伝えしたいこと
- おやすみ絵本は、子どもの年齢や寝る前の様子に合わせて選ぶことが大切です。
- 寝ない、怖がる、何冊も読みたがるなど、その日の様子に合う絵本と読み方を選びましょう。
- すぐに眠らなくても失敗ではありません。親子で一日を静かに終える習慣として続けることが大切です。
おやすみ絵本は、子どもを無理に寝かせるための道具ではなく、一日の最後を親子でゆっくり過ごすための絵本です。
やさしい言葉や心地よいリズムに耳をかたむける時間が、遊びから眠りへ気持ちを切り替える合図になります。
ただし、レビューの評価が高い作品でも、すべてのお子さんに合うとは限りません。
赤ちゃんと6歳の子どもでは、理解できる文章の長さや好きなイラストも大きく違いますよね。
この記事では、0歳から6歳までの年齢別におすすめのおやすみ絵本を紹介し、寝ない、怖がる、何冊も読みたがるといった悩みに合わせた選び方も分かりやすく解説します。
毎晩の読み聞かせが大人にも子どもにも負担にならず、親子が安心して布団に入れる習慣を一緒につくっていきましょう。
おやすみ絵本は子どもの年齢と寝る前の様子に合わせて選びましょう
おやすみ絵本を選ぶときは、子どもの年齢と寝る前の様子をチェックすることが大切です。
同じ年齢でも、短い言葉を繰り返す絵本が好きな子もいれば、主人公のいる物語を最後まで聞きたい子もいます。
また、動物や乗り物が登場するとリラックスできる子がいる一方で、楽しくなりすぎて目がさえる子もいるでしょう。
対象年齢は選択の目安になりますが、実際に声に出したときの時間や、イラストを見たお子さんの表情も大切な判断材料です。
読み終えたあとに安心して「おやすみ」と言える作品を選び、毎日の寝る時間につなげていきましょう。
おやすみ絵本を選ぶときの確認ポイント
| 対象年齢 | 子どもが言葉や物語を理解できるか | 読み終えるまでの時間 | 5〜10分ほどで無理なく読めるか |
|---|---|---|---|
| 物語の穏やかさ | 怖さや強い刺激が少ないか | 子どもの好きなもの | 動物、くま、ネコ、乗り物など |
子どもが理解できる言葉と無理なく読み終えられる長さを選びましょう
寝る前の読み聞かせでは、子どもが物語をすべて理解できることよりも、安心して聞いていられることが大切です。
0歳や1歳の赤ちゃんには、「ねんね」「すやすや」「おやすみ」など、短くて真似しやすいフレーズが繰り返される絵本が向いています。
2歳を過ぎると、おもちゃ、動物など、ふだんの生活と結び付く内容も楽しみやすくなりますね。
3歳以上のお子さんはストーリーのある作品も理解できますが、寝る直前に長い絵本を選ぶと、大人も子どもも最後まで読むことが負担になる場合があります。
まずは5〜10分ほどで読み終えられる長さを目安にし、集中が続かない日は途中で終えても大丈夫です。
書店や図書館で中身を確認できるときは、文字の量だけでなく、本のサイズやページをめくりやすいかも見ておきましょう。
穏やかな言葉のくり返しと安心できる結末の絵本は寝る前に向いています
「おやすみ」「ねんね」「すやすや」といった穏やかな言葉が同じリズムで繰り返されると、子どもは次に来る言葉を予想しやすくなります。
お母さんやパパの声を聞きながら同じフレーズを一緒に言うことが、親子の小さなスキンシップになることもありますね。
物語の最後に主人公や動物たちが布団に入り、安心した表情で眠る作品なら、子どもも自然に一日の終わりを感じやすくなります。
特別な効果を期待して読むというより、「この絵本が終わったら眠る時間」という習慣をつくる考え方がおすすめです。
大好きな人と同じ部屋で声を聞き、お気に入りの絵を眺める時間そのものが、子どもに安心感や幸せな気持ちを届けてくれるでしょう。
怖い場面や興奮する展開がある絵本は子どもの反応を見ながら選びましょう
おばけが登場する絵本や、主人公が追いかけられる物語、探し絵がたくさん入った作品は、子どもに人気があっても寝る前には刺激が強い場合があります。
大人にはかわいいイラストに見えても、暗い色の背景や大きく開いた目を怖がり、夜中に思い出して不安になる子もいるかもしれません。
反対に、おばけや冒険がだいすきで、いつもの作品を読むと安心する子もいます。
テーマだけで一律に避けるのではなく、読み聞かせ中の表情や、読み終わったあとの様子を見ることが大切ですね。
声を出して笑い続ける、何度もページを戻りたがる、ふとんに入っても物語の真似をするといった場合は、翌日の日中に読む絵本へ替えてみましょう。
寝る前には、静かな場面が続き、最後に登場人物が無事に家へ帰ったり眠ったりする作品を選ぶと安心です。
【チェックリスト】おやすみ絵本を購入する前の確認項目
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0歳から6歳まで年齢別におすすめのおやすみ絵本を紹介します
おやすみ絵本は、対象年齢だけでなく、子どもが楽しめる言葉の量や物語の長さに合わせて選びましょう。
0歳から1歳の赤ちゃんには、短いフレーズや音の繰り返しを楽しめる作品が向いています。
2歳ごろになると、部屋にあるものへ「おやすみ」と声をかける絵本も、毎日の生活と結び付けて楽しめるようになりますね。
3歳から4歳は、イラストから物語を想像できる作品、5歳から6歳は、少し長いストーリーをゆっくり聞ける作品も選択できます。
年齢はあくまで目安ですので、お子さんの成長やその日の眠気に合わせて選んでください。
人気のおやすみ絵本をひと目で比較
| 作品名 | 作者 | 出版社 | 年齢目安 | 読む時間の目安 | 特徴 | 向いている子 | 選ぶときの注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 『おやすみ~』 | いしづちひろ 作 くわざわゆうこ 絵 |
くもん出版 | 0〜2歳 | 約2〜3分 | 身近なものへおやすみを言う | 短い言葉と繰り返しが好きな子 | 物語より言葉のリズムを楽しむ作品 |
| 『もうねんね』 | 松谷みよ子 文 瀬川康男 絵 |
童心社 | 0〜1歳から | 約2〜3分 | 動物や子どもたちが眠っていく | ねんねの言葉を楽しみたい赤ちゃん | 少し昔ながらの絵の表情も確認する |
| 『おつきさまこんばんは』 | 林明子 作 | 福音館書店 | 0〜2歳ごろ | 約3〜5分 | 月と雲の変化を描く短い物語 | 夜や月を身近に感じたい子 | 月が隠れる場面を不安がる子もいる |
| 『おやすみなさい おつきさま』 | マーガレット・ワイズ・ブラウン 作 クレメント・G・ハード 絵 瀬田貞二 訳 |
評論社 | 2歳ごろから | 約5分 | 部屋のものへ順番におやすみを言う | 同じフレーズを一緒に言いたい子 | 色使いや外国の部屋の絵に好みが分かれる |
| 『おやすみゴリラくん』 | ペギー・ラスマン 作・絵 いとうひろし 訳 |
徳間書店 | 3歳ごろから | 約5分 | 絵を見て展開を想像できる | 動物や少し楽しい物語が好きな子 | 笑って興奮しすぎる場合は日中に読む |
| 『おやすみ、はたらくくるまたち』 | シェリー・ダスキー・リンカー 文 トム・リヒテンヘルド 絵 福本友美子 訳 |
ひさかたチャイルド | 3〜4歳ごろから | 約7〜10分 | 働く車が仕事を終えて眠る | 乗り物がだいすきな子 | 車を見ると元気になる子には刺激になる |
| 『おやすみ、ロジャー』 | カール=ヨハン・エリーン 著 三橋美穂 監訳 |
飛鳥新社 | 5〜6歳ごろからの一例 | 約15分以上 | 読み方の指示が入った長い物語 | 長い文章を静かに聞ける子 | 必ず眠れるとは限らず、大人にも負担がかかる |
年齢別おやすみ絵本マップ
0〜1歳
『おやすみ~』
『もうねんね』
2歳
『おつきさまこんばんは』
『おやすみなさい おつきさま』
3〜4歳
『そらまめくんの おやすみなさい』
『おやすみゴリラくん』
5〜6歳
『おやすみ、はたらくくるまたち』
『おやすみ、ロジャー』
0〜1歳は『おやすみ~』『もうねんね』など短い言葉をくり返す絵本がおすすめです
0歳から1歳の赤ちゃんには、物語を理解することよりも、お母さんやパパの声と心地よいリズムを楽しめる絵本がおすすめです。
『おやすみ~』は、歯ブラシやおもちゃのピアノ、空の星など、身近なものへ順番におやすみを言っていきます。
最後にはママとパパも登場するため、読み終わったあとに赤ちゃんへ「おやすみ」と声をかけやすい作品ですね。
『もうねんね』では、犬やネコ、めんどりやひよこが、ゆったりと眠りに入ります。
短い文章なので、赤ちゃんが途中で動いたり、ページを戻したりしても、大人が無理なく読み聞かせを続けられるでしょう。
短い言葉を楽しむ作品
『おやすみ~』
作者:いしづちひろ 作/くわざわゆうこ 絵
出版社:くもん出版
内容:
ハブラシやおもちゃ、星などに「おやすみ~」とあいさつし、最後にママとパパへおやすみを伝える絵本です。
ページ数:
24ページ。
読み聞かせ時間:
約2〜3分。
向いている子:
0歳から2歳ごろの赤ちゃん、短い言葉や明るい表情のイラストが好きな子。
やさしい言葉のリズムを楽しむ作品
『もうねんね』
作者:松谷みよ子 文/瀬川康男 絵
出版社:童心社
内容:
犬やネコ、めんどり、ひよこなどが、やさしい言葉のリズムに合わせて眠っていきます。
ページ数:
20ページ。
読み聞かせ時間:
約2〜3分。
向いている子:
0歳から1歳ごろの赤ちゃん、「ねんね」というフレーズを親子で一緒に楽しみたい子。
2歳は『おつきさまこんばんは』『おやすみなさい おつきさま』など夜を身近に感じる絵本がおすすめです
2歳ごろになると、空の月や自分の部屋にあるものを見ながら、夜の世界を少しずつ理解できるようになります。
福音館書店の『おつきさまこんばんは』は、暗い空に月が現れ、雲に隠れ、再び顔を見せるまでを描いた短い作品です。
月の表情が変わるため、男の子も女の子も「笑ったね」「雲が来たね」と親子で会話を楽しめます。
『おやすみなさい おつきさま』は、こうさぎが部屋にある時計や手袋、くしなどへ順番におやすみを言う絵本です。
読み終わったあと、お子さんと一緒に部屋のおもちゃや布団へおやすみを言う習慣にもつなげられますね。
月と雲の変化を楽しむ作品
『おつきさまこんばんは』
作者:林明子 作
出版社:福音館書店
内容:
夜空に現れた月と、その前を通る雲の様子を、少ない言葉と印象的なイラストで描きます。
ページ数:
通常版は20ページ。
読み聞かせ時間:
約3〜5分。
向いている子:
月や空に興味がある子、短い物語を聞けるようになってきた子。
繰り返しの言葉を楽しむ作品
『おやすみなさい おつきさま』
作者:マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/クレメント・G・ハード 絵/瀬田貞二 訳
出版社:評論社
内容:
眠る前のこうさぎが、部屋にあるもの一つ一つへ静かにおやすみを告げていく世界的に人気の絵本です。
ページ数:
販売される形式によって掲載情報が異なるため、購入時に確認してください。
読み聞かせ時間:
約5分。
向いている子:
同じ言葉を繰り返すことが好きな子、眠る前の決まったフレーズをつくりたい親子。
3〜4歳は『そらまめくんの おやすみなさい』『おやすみゴリラくん』など物語を楽しめる絵本がおすすめです
3歳から4歳になると、絵を見ながら次の出来事を想像したり、主人公の気持ちを考えたりできるようになります。
『そらまめくんの おやすみなさい』では、そらまめくんや仲間たちが、それぞれの形に合ったさやのベッドで眠ります。
「このベッドで眠るのはだれかな」と親子で考えられるため、静かさの中にも小さな楽しさがありますね。
『おやすみゴリラくん』は、文字が少なく、いたずら好きなゴリラの動きをイラストから読み取る作品です。
笑える場面もありますが、最後は動物たちが安心できる場所で眠るため、物語と安心感の両方を楽しめます。
絵を見て楽しむ作品
『おやすみゴリラくん』
作者:ペギー・ラスマン 作・絵/いとうひろし 訳
出版社:徳間書店
内容:
夜の動物園で、ゴリラが管理人のおじさんの鍵を取り、動物たちの戸を開けていく物語です。
ページ数:
32ページ。
読み聞かせ時間:
約5分。
向いている子:
動物が好きな子、文章を聞くだけでなく絵から物語を発見したい子。
短い物語を聞く作品
『そらまめくんの おやすみなさい』
作者:なかやみわ 作
出版社:小学館
内容:
そらまめくんと豆の仲間たちが、自分に合ったさやのベッドへ入り、すやすやと眠ります。
ページ数:
28ページ。
読み聞かせ時間:
約5分。
向いている子:
そらまめくんシリーズが好きな子、繰り返しの言葉と簡単な物語の両方を楽しみたい子。
5〜6歳は『おやすみ、はたらくくるまたち』『おやすみ、ロジャー』など静かな余韻が残る絵本がおすすめ
5歳から6歳になると、少し長い物語や外国の作品でも、内容を理解しながら聞ける子が増えてきます。
『おやすみ、はたらくくるまたち』は、工事現場で一日働いた車たちが、仕事を終えて一台ずつ眠りにつく物語です。
働く車が好きなお子さんに人気ですが、最後は静かな夜へ向かうため、乗り物の絵本としては落ち着いた読み終わりになります。
『おやすみ、ロジャー』には、声を弱める場所や、あくびをする場所など、読み方の指示が入っています。
一般的な絵本より文章が長いため、最後まで聞ける子や、ゆっくりした声を好む子に向いているでしょう。
『おやすみ、はたらくくるまたち』
作者:シェリー・ダスキー・リンカー 文/トム・リヒテンヘルド 絵/福本友美子 訳
出版社:ひさかたチャイルド
内容:
工事現場で働いたクレーン車やダンプカーなどが、一日の仕事を終えて順番に休みます。
ページ数:
32ページ。
読み聞かせ時間:
約7〜10分。
向いている子:
働く車が好きな子、同じシリーズを集めて楽しみたい子。
『おやすみ、ロジャー』
作者:カール=ヨハン・エリーン 著/三橋美穂 監修
出版社:飛鳥新社
内容:
うさぎのロジャーが、お母さんと一緒に眠りへ向かう長めの物語です。
ページ数:
32ページ。
読み聞かせ時間:
約15分以上。
向いている子:
長い文章を聞ける子、静かな声かけでリラックスしやすい子。
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寝ない・怖がる・何冊も読みたがる悩み別に絵本を選びましょう
寝る時間になってもまだ遊びたい子、暗い部屋を怖がる子、何冊読んでも「もう一冊」とお願いする子など、寝る前の様子は一人ひとり違います。
人気や対象年齢だけで絵本を選ぶのではなく、その子が今どのような気持ちなのかを考えることが大切です。
まだ元気がある夜は登場人物が順番に眠る短い作品、不安が強い夜は親子の愛情や安心感が伝わる物語が向いています。
何冊も読みたがる場合は、読み聞かせを始める前に冊数を決めておくと、大人も子どもも最後を受け入れやすくなりますね。
おやすみ絵本を読んですぐに眠らなくても失敗ではありません。
毎晩同じ流れをゆっくり繰り返し、絵本を眠りへ向かう合図として使っていきましょう。

子どもの様子から選ぶおやすみ絵本
| 子どもの様子 | 選びたい絵本 | 避けたい傾向 | 読み方のポイント |
|---|---|---|---|
| まだ遊びたい | 登場人物や動物が順番に眠る短い絵本 | 探し絵、冒険、勝ち負けがテーマの物語 | 声と読む速さを少しずつ落とす |
| 暗い部屋が怖い | 親子が一緒に過ごし、安心して終わる絵本 | おばけ、夜中の物音、別れを強く描く作品 | 子どもの体に触れながら穏やかに読む |
| 長い話を聞けない | 言葉が少なく、絵を見て楽しめる絵本 | 登場人物が多く、説明の長い物語 | 最後まで読むことにこだわらない |
| 同じ本ばかり選ぶ | 子どものお気に入りの絵本 | 大人が読ませたいだけの新しい作品 | 同じフレーズを一緒に楽しむ |
| 何冊も読みたがる | 1冊ごとの時間が短い絵本 | 長いシリーズや続きが気になる作品 | 始める前に読む冊数を決める |
なかなか寝ない子には登場人物が順番に眠る絵本を選びましょう
まだ遊びたい気持ちが強い子には、主人公や動物たちが一日の活動を終え、一人ずつ眠っていく絵本がおすすめです。
登場人物が歯をみがき、おもちゃを片付け、ふとんに入るストーリーなら、子どもも自分の寝る時間を自然に意識しやすくなります。
くまやネコ、働く車など、お子さんの好きなものが「おやすみ」と目を閉じる作品を選ぶと、物語の世界から現実の睡眠へ気持ちを移しやすいでしょう。
ただし、乗り物やアンパンマンなどを見ると興奮する子もいます。
読み聞かせ中の表情や体の動きをチェックし、元気になりすぎる場合は、さらに短く静かな絵本へ替えてみてください。
夜や暗い部屋を怖がる子には親子の安心感が伝わる絵本を選びましょう
暗い部屋を怖がる子には、お母さんやパパが子どものそばにいて、最後まで守ってくれることが伝わる絵本が向いています。
親子で抱き合う場面や、主人公が安心できる家へ帰る結末は、「自分も一人ではない」と感じる助けになるかもしれません。
女の子や男の子が怖がっているときに、「おばけなんていないよ」と気持ちを否定する必要はありません。
「暗いと少し不安になるよね」「一緒にいるからだいじょうぶだよ」と受け止めながら読むことが、安心感につながります。
絵本を閉じたあとも、手を握る、背中を軽くなでるなどのスキンシップを加えると、親子でリラックスしやすくなりますね。
「もう一冊」が続くときは読む冊数を始める前に決めておきましょう
読み聞かせが楽しくて何冊も求めるのは、子どもがお母さんやパパと過ごす時間を気に入っているからかもしれません。
その気持ちは大切にしながらも、毎晩終わりが決まらないと、寝る時間が遅くなり、大人にも負担がかかります。
始める前に「今日は2冊選ぼう」と伝え、子ども自身に本を選択してもらいましょう。
最後の1冊を開くときには、「これを読んだら本にもおやすみを言おうね」と先の予定を伝えます。
それでも追加を求められたら、「続きは明日読もう」と穏やかに答えて大丈夫です。
最初に決めた約束を同じ言葉で繰り返すことが、読み聞かせを心地よい習慣にしていきます。
絵本が終わらない夜の伝え方
「今日は2冊選ぶ」
「最後の1冊だよ」と伝える
読み終えたら本にもおやすみを言う
本を決まった場所へ戻す
部屋の明かりを落として消灯する
絵本を読んでも寝ないときは眠る前の合図としてゆっくり続けましょう
おやすみ絵本には、読めば必ず眠気が来るという決まった効果があるわけではありません。
昼寝の時間、日中の運動、部屋の明るさ、体調などによっては、いつもの絵本を読んでもすぐに入眠できない夜もあります。
そのようなときは、寝かせようと急いだり、読み方を何度も変えたりせず、「絵本が終わったら静かに過ごす」という流れを続けてみましょう。
途中で子どもが動き回ったら、最後まで聞かせることにこだわらなくても大丈夫です。
ただし、眠れない状態が長く続く、強いいびきや呼吸の乱れがある、昼間の生活にも影響が出ている場合は、小児科などの専門家へ相談することも必要です。
おやすみ絵本を読んでも寝ないとき
まだ元気がある
文章が少なく、早く読み終えられる絵本へ替える
読むとかえって興奮する
探し絵、冒険物語、音の出る絵本を避ける
何冊も求める
最初に読む冊数を決め、子どもに選んでもらう
途中で動き回る
最後まで読むことにこだわらず、いったん本を閉じる
暗い部屋を怖がる
親子の安心感や愛情が伝わる作品へ替える
何日続けても合わない
別の絵本や寝る前の流れを試す
おやすみ絵本を毎晩の心地よい習慣にする読み聞かせのコツ
おやすみ絵本は、毎日決まった流れの中に入れると、子どもが寝る時間を感じる合図になります。
大切なのは、読み聞かせの効果を急いで求めることではなく、親子で落ち着いて一日を終える時間をつくることです。
お風呂や歯みがきのあとに絵本を開き、読み終えたら本や部屋におやすみを言う流れを繰り返してみましょう。
子どもがすぐに眠らない日や、大人が最後まで読めない夜があっても失敗ではありません。
お母さんやパパが無理なく続けられる方法を選ぶことが、長く続く習慣につながりますね。
眠るまでのやさしいルーティン
お風呂に入る
歯みがきをする
テレビやおもちゃでの遊びを終える
子どもが絵本を1〜2冊選ぶ
親子で一緒に読む
本や部屋におやすみを言う
明かりを落として消灯する
お風呂や歯みがきのあとなど毎日同じタイミングで絵本を開きましょう
読み聞かせを毎晩の習慣にするには、始める時間を細かく決めるより、お風呂や歯みがきのあとなど、毎日行うことと組み合わせる方法がおすすめです。
「歯をみがいたら絵本を選ぶ」「絵本が終わったら布団に入る」という順番を繰り返すと、子どもも次に何をするのか理解しやすくなります。
幼稚園や小学校の予定によって寝る時間が少しずれた日でも、行動の順番を大きく変えなければ大丈夫です。
夜中まで起きていた日の翌日に急に早く寝かせようとせず、できる範囲で少しずつ元の生活リズムへ戻しましょう。
部屋の明かりと読む声を少しずつ落として眠る空気をつくりましょう
寝る前は、テレビや動画を消し、部屋の明かりを少し落とすと、遊ぶ時間から休む時間へ気持ちを切り替えやすくなります。
読み始めはいつもの声でも、物語が進むにつれて少しゆっくり読み、最後に近づいたら声を穏やかにしてみましょう。
ただし、眠らせようとして極端に小さな声にしたり、文章を不自然に伸ばしたりする必要はありません。
お母さんやパパがリラックスして読める自然な声が、子どもにとって安心できる声になります。
月や動物がすやすや眠る場面では、子どもの呼吸や表情を見ながら、少し間を取ってもよいですね。
子どもが同じおやすみ絵本を何度選んでも無理に別の本へ替えなくて大丈夫です
大人は新しい作品も読んでほしいと思いますが、子どもが毎晩同じお気に入りを選ぶのは珍しいことではありません。
同じ言葉やストーリーを繰り返し聞くと、子どもは次のフレーズを予想し、自分から言葉を追加したり、登場人物の動きを真似したりするようになります。
ノンタン、コッコ、フランシス、くまやネコが登場するシリーズなど、好きな世界を何度も楽しみたい子もいますよね。
大人が別の作品へ替えたいときは、いつもの絵本を一冊残し、もう一冊だけ新しいえほんを選ぶ方法がおすすめです。
お気に入りを取り上げず、少しずつ種類を広げていきましょう。
大人が疲れている夜は短く読んだり夫婦で分担したりしても大丈夫です
読み聞かせは毎日長く行わなければならないものではありません。
大人が疲れている日は、短い絵本を一冊だけ読む、途中の好きなページだけ見る、文章を読まずにイラストについて話すという方法でも十分です。
お母さんだけに負担が集中している家庭では、パパと曜日を分けたり、先に帰宅した大人が担当したりしてもよいでしょう。
ママやパパが読む日によって声や感想が違うことも、子どもには楽しい体験になります。
体調が悪い日は無理をせず、「今日はおやすみだけ言おうね」と抱きしめて終える夜があっても大丈夫です。
続けることより、親子が穏やかな気持ちで一日を終えることを優先してください。
【チェックリスト】読み聞かせを始める前の確認項目
【FAQ】おやすみ絵本に関する質問
おやすみ絵本は何歳から読み始められますか?
おやすみ絵本は、赤ちゃんのころから読み始められます。
まだ言葉を理解できない時期でも、大人の声を聞いたり、はっきりした色や顔のイラストを見たりすることを楽しめます。
0歳未満や1歳未満の赤ちゃんには、丈夫で小さなサイズの本や、短い言葉を繰り返す作品が扱いやすいでしょう。
ただし、最後まで聞かせる必要はなく、赤ちゃんが本を触る、ページを戻す、途中で離れるという読み方でも問題ありません。
成長に合わせ、ねんねの言葉から短い物語へ少しずつ広げていきましょう。
寝る前の絵本は何冊読むのがよいですか?
寝る前に読む絵本の冊数に、すべての子どもに共通する決まりはありません。
まずは5〜10分ほどで読める一冊か二冊から始めると、大人にも子どもにも負担が少ないでしょう。
短い赤ちゃん絵本なら二冊、文章の長い作品なら一冊というように、冊数ではなく読み終えるまでの時間で考える方法もあります。
「もう一冊」が続きやすい家庭では、始める前に今日読む本を選び、最後の一冊をはっきり伝えておくことが大切です。
明日も読める安心感を伝えながら終えましょう。
毎日同じ絵本を読んでも大丈夫ですか?
毎日同じ絵本を読んでも大丈夫です。
子どもは同じ文章や場面を繰り返し楽しむことで、次に出てくる言葉を覚えたり、物語の流れを理解したりします。
「また同じ本なの」と大人が思うほど選ばれる作品は、その子にとって安心できるお気に入りなのでしょう。
読むたびに表情や指差しが変わり、前には気付かなかった絵を見つけることもあります。
別の作品も紹介したい場合は、子どものだいすきな一冊に新しい一冊を追加し、二冊の中から自由に選ばせてみてください。
子どもが最後まで聞いてくれないときはどうすればよいですか?
子どもが途中で立ち上がったり、別のおもちゃへ移ったりしても、無理に座らせる必要はありません。
赤ちゃんや幼い子どもにとっては、本を開くこと、絵を見ること、お母さんやパパの声を聞くことも立派な読み聞かせです。
文章をすべて読まず、子どもが指差した動物の名前だけを言ったり、好きなページで終えたりしてもよいでしょう。
最後まで聞く力は、年齢やその日の疲れ具合によって変わります。
「ちゃんと聞かなかった」と評価せず、数分でも一緒に本を見られた時間を大切にしてください。
絵本を読むとかえって目がさえることはありますか?
絵本の種類や読み方によっては、子どもの目がさえることがあります。
探し絵、冒険、勝ち負け、音の出る仕掛け、アンパンマンなどの好きな主人公が活躍する作品は、楽しくなりすぎる子もいるでしょう。
大きな声で読んだり、登場人物の動きを激しく真似したりすることも、眠る前には刺激になります。
読み終えたあとに動き回る様子がある場合は、その本を昼間へ移し、夜は短い言葉と静かな結末の作品を選んでください。
同じ本でも子供によって反応が違うため、表情や行動を見て調整することが必要です。
寝室とリビングのどちらで読むのがよいですか?
寝室とリビングのどちらが正解という決まりはなく、家庭で続けやすい場所を選べば大丈夫です。
寝室で読むと、絵本を閉じたあとにそのまま布団へ入りやすく、入眠までの流れを短くできます。
一方、寝室に十分な明るさがない場合や、下の子を起こしてしまう場合は、静かなリビングで読んでもよいでしょう。
リビングで読むときは、読み終わったあとにテレビやおもちゃへ戻らず、そのまま歯みがきや消灯へ進める流れをつくります。
場所よりも毎晩の順番をそろえることが大切ですね。
疲れている日は読み聞かせを休んでもよいですか?
大人や子どもが疲れている日は、読み聞かせを休んでも問題ありません。
毎日できなかったことを気にして無理に読むと、大人のいら立ちが子どもへ伝わり、安心するはずの時間が負担になってしまうことがあります。
一ページだけ見る、短い歌を歌う、背中をなでながら「おやすみ、明日読もうね」と伝えるだけでもよいでしょう。
読み聞かせは回数を競うものでも、登録した予定を必ず守るものでもありません。
親子の体調を優先し、元気な日にまたお気に入りの絵本を開いてください。
おやすみ絵本は図書館で試してから購入してもよいですか
おやすみ絵本は、図書館で借りて子どもの反応を確認してから購入してもよいでしょう。
図書館なら無料で複数の作品を試せるため、言葉の長さ、イラストの好み、本のサイズ、大人の読みやすさを比べられます。
絵本専門士にご興味をお持ちの方はこちら
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まとめ|お気に入りのおやすみ絵本で一日の終わりをやさしい時間にしましょう
おやすみ絵本を選ぶときは、ランキングやレビューだけでなく、お子さんの年齢、理解できる言葉、読み終えるまでの時間、寝る前の様子を見て選ぶことが大切です。
短い言葉の繰り返しを楽しむ赤ちゃんもいれば、主人公の物語をじっくり聞きたい5歳や6歳の子もいます。

人気作品が合わなかったり、読み聞かせをしてもすぐに眠らなかったりしても、失敗ではありません。
絵本には子どもを必ず眠らせる力があるのではなく、親子で一日を静かに終える合図としての役割があります。
同じお気に入りを何度読んでも、途中で終えても、大人が疲れた日は休んでも大丈夫です。
子どもの表情や眠気を見ながら、親子に合う一冊と無理のない読み方を見つけてください。
本を閉じて「おやすみ」と声をかける時間が、子どもたちにとって安心できる毎晩の習慣になります。
今日の読み聞かせが、お母さんやパパにとっても、ほっとできるやさしい時間になるとよいですね。

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